朝活古典:言志四録
つまり、「豊かな時こそ心を引き締め、苦しい中では少しずつ力をため、必要な時に活躍できるよう準備せよ」ということでしょう。
初任給・ボーナス・昇給があるとワクワクしますよね。
「何にお金を使おうかな?」
「今まで買えなかったアレ買おうかな?」
ところが、財布の緩みから、つい使いすぎて、いつ何にお金を使ったか分からず、気づいた時にはもうお金がなくなることになりかねません。
家計がピンチになると、不安でたまらなくなりますよね。
「 欲しいものが買えない」
「お酒を我慢して、もやし生活かな」
でも、貧しいからこそ日常の豊かさに気づけたり、お金を使わない楽しみに出会うかもしれません。
僕は、初めて転職した会社で、約+8万給料アップしました。
しかし 、給料とともに疲労もアップし、帰宅して翌日の弁当の用意をする気になれません。
結果、コンビニ弁当やカップ麺に頼る日が増え、お金は減り、体調が良い日は続きませんでした。
僕は、お金を稼ぐことを否定し、貧しい環境を推奨しているわけではありません。
高い地位にいても倹約し、貧しい中で散財する人はいます。
僕が思うことは、どんな境遇にいても、自分のありたい姿(志)からそれた行動になっていないかを振り返ることが大切ということです。
人が離れたり、自分を苦しめてまで財力や地位にすがることが理想の姿なのか。
夢の達成のため必要な苦しみが、こんなに不幸になっているのはおかしいと錯覚していないか。
この機会に、自分がありたい姿と今の状況が離れていないか、振り返ってみてはいかがでしょうか 。