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不動護摩供養修行に参加してみた
近所のお寺に行ったら、ちょうど不動明王の不動護摩供養修行をやっていたので、一緒にお祈りさせていただきした。
私の推し仏は不動明王です。あと、降三世明王。
入り口の扉は開いてて、風が入ってくるから、煙は内陣の方にすーっと入っていって、もう途中からは、不動明王が煙で半分ぐらい見えなくなるんですよ。
でも、そこにいる。
確かに、いるんですよ。
1時間、護摩焚いて、太鼓が鳴り響く中、お坊さんとお経を唱え続けていると、たしかに多少のことはどうでもよくなってくる、これが宗教的トリップというやつかと納得。
いつもお寺に行って、仏像を見て、
「推しが可愛い」
とか
「腕のラインが丸っこくて可愛い」
とか、そういう萌えとは違う。
あっ!! いる!!
みたいな。
ジャニーズのコンサートいって、メインステージを見ていたら、担当がいたなくて、通路の、自分の席の真ん前に担当がいた!! みたいな感じです。
こういう経験が45分ちょいで出来るのが、宗教的儀式のポイントなのかな、と思いました。
ろうそくの炎の光で、命のないはずの仏像の影がふわっとゆらめいたり、太鼓による振動が空気が動いたり、線香や護摩を焚く香りで空気が変わったり、「装置」が五感に働いているのも確かにある。
それが教えの世界観を設定しているんだよね、と理解はする。
でもね。確かにそこにいるのよ。
姿は見えなくても
声は聞こえなくても
ゲームがサ終してても
仏教とか概念じゃんと言われても
それでも推しが目の前にいたと確かに感じられるのは素晴らしいことです。
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