自分にやさしくなる方法
みなさんこんにちは!
今回はみなさんとともに悩みに向き合ってくれるマインドカフェの専門家、相楽まり子さんにお話を伺ってみました。
相楽さんのプロフィール
インタビュー
🤱子育て経験者としてのカウンセリング
大串:
相楽さんは主にどういったカウンセリングをされているのですか?
相楽さん:
産業分野では、働く方々のお悩みに対応するカウンセリングを行っています。また、教育分野では、子育てで悩みを持つ親御さんをサポートするカウンセリングを行っています。
カウンセラーでもあり、母親でもあるので、専門家としてのアドバイスとは別に、子育て経験者としても相談者の方に寄り添っています。
大串:
やはり経験者だと相談する側も信頼できますし、悩みをより相談しやすいの
かなと思います。
👩💻キャリアアップの悩み相談を受けて
大串:
相楽さんはカウンセリング15年のベテランですが、その中でも印象に残っている相談はありますか?
相楽さん:
ある方がキャリアアップの試験に何年も連続して落ちてしまったことがきっかけで、相談にいらっしゃいました。
今年試験に落ちたらどうしよう、この会社にいられるのかな、と悩んでいて、私に何の価値があるのか、もう死んでしまった方が楽なのでは、とまで思いつめていた方でした。
その方と一年半ほど一緒にカウンセリングを通して一緒に悩みに向き合い、もう一度キャリアアップの試験に挑戦できるまでになりました。
カウンセリングでは、悩みが全て解決する最後の最後まで、相談者さんと一緒に伴走ができずに終わってしまうケースもあるのですが、のですが、この方はもう「一人でも大丈夫そう」とカウンセリングを「卒業」されたのが一番印象深いです。
大串:
1年半も!カウンセリングって続けるのがなかなか難しいことでもありますよね。でも最後まで続けることで、一人でも大丈夫と思えるようになるんですよね。
相楽さん:
そうなんです。その方は「セルフコンパッション」という方法を使って辛いことを克服されました。
❤️🩹セルフコンパッションとは?
大串:
「セルフコンパッション」とはなんですか?
相楽さん:
自分自身に優しい言葉をかけてあげることです。本当に辛いときは自分自身にがんばれ、大丈夫と応援できなくなってしまい、反対に自分を追い込む言葉を掛けてしまってる場合が多いです。
大串:
自分に優しい言葉を掛けるって、なかなかむずかしくて…。一人でもできるいい方法はありますか?
相楽さん:
そうですよね、自分自身をほめることって結構むずかしいですよね。
そんな時のおすすめは、「寝るときに今日楽しかったことを3つ思い浮かべる」ことです。
寝る前にネガティブな感情や不安がおそってくる場合は、ハッピーなことを引き出す回路が弱いといわれています。
そんなハッピーなことを引き出す回路を鍛えるためにも、今日楽しかったこと、笑ったこと、感謝したいことなどポジティブな内容を3つ、一日の終わり思い浮かべてみてください。
ノートに書いてもかまいませんし、面倒なら思い浮かべるだけでも大丈夫です。
大串:
寝る前に3つポジティブなことを思い浮かべる、これなら実践できそうです!
相楽さん:
それでも難しい場合は、カウンセラーと一緒に練習するのがおすすめです。やっぱり一人では固まってしまった自分の認知を変えるのは難しい場合があります。それは専門家に任せてください。
📒なぜ専門家が必要なのか
大串:
なるほど!でもなぜ、専門家の方と一緒にセルフコンパッションをするといいのですか?
相楽さん:
自分自身に掛けている言葉は自分でも無意識のうちに掛けているので、まずその言葉や認知に気が付くこと自体が難しい場合が多いです。
また、友達に相談するとなぐさめや応援にはなりますが、時に、自分の考えを「そうじゃないよ」と否定されたような気持ちになることもあり、よりストレスがたまる場合があります。
頭では自分を責めてはいけないと分かっていても、なかなか思うようにいかないときには、自分自身を別の角度から見てもらえるよう、専門知識を持った専門家と一緒にセルフコンパッションを行うことがおすすめです。
大串:
とても心強くて頼もしいです!
相楽さん:
今はオンラインでもカウンセリングを受けられますし、辛い思いをされている方がより手軽にカウンセリングを受けられるよう、お手伝いしていきたいと思っています。
(取材:大串なつみ)
今回インタビューを受けてくださった
相楽さんのいるマインドカフェへ!
マインドカフェではインタビューを受けてくださった相楽さん、また多数の専門家があなたのお悩みを一緒に解決します。
何でも構いません、困ったときはマインドカフェでいつでも簡単にカウンセリングを受けてみてください!