
マーク・マンダース

2024年12月14日(土)
そして14日の土曜日。
寝坊した・・・。
昨日も書いた、東京駅にあるリクルートのギャラリーBUGの次の展示「バグスクール2024:野性の都市」(https://bug.art/exhibition/bugschool-2024/)の設営に朝から向かう。
全然協力出来てないなぁと思ってたけど、設営が延びたことで少しはお手伝いが出来るようになった。
僕にとっては災い転じて福となすではある。
が、展示としてはそりゃあスケジュール通りにいった方が良いに決まっている。
ムムっ・・・。
昼で一端作業が中断になったので、東京都現代美術館へ、マーク・マンダースのトークを聞きに行く。
元々は「Artpoint Meeting #15 × 港区文化芸術ネットワーク会議 「プロジェクトを広げる、“かかわりしろ”のつくりかた」」(https://tarl.jp/opencall/apm15/)っていうトークイベントに申し込んでて、アート関係者だけでなく色んな人を巻き込む地域のアートプロジェクトについて勉強しようと思っていた。
でも、マーク・マンダースのトークが決まったので、急遽、泣く泣く、断念することとなった。
マーク・マンダースは僕の現代美術志向を決定付けたアーティストの1人だと思う。
2021年に東京都現代美術館であった個展「マーク・マンダース―マーク・マンダースの不在」(https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mark-manders/)の衝撃は永遠に忘れられないだろう。
あの時は東大のO JUNさんの授業の一環で、Oさんと学生や他のアーティストみんなで見に行った。
Oさんが「最初に見たのはあいちトリエンナーレだったんだけど、なんとも奇妙な作品を作る人がいるなぁと思いましてねぇ」と話していたことを今も覚えている。
Oさんには改めて感謝だなぁ。
トークは大賑わいで、定員180名に席を追加しても満員で、危うく入れないとこだった。
彼の詩人としての側面が強く出ていたと共に、作品にも如実に出ている執拗なこだわりをこれでもかと感じて、刺激的だった。
質問もさせてもらえて、満足した。
時間の感じ方、彼にとっての時間の基準(眼の前の瞬間なのか、自分の人生なのか、それとも地球の歴史みたいなもっと長いものなのか)を聞いたんだけど、彼の素朴な解答を聞くと、僕の頭は理系に染まっていて、彼はどこまでも詩人なんだなと思った。
なんか、頭が凝り固まっているなぁと気付かされた。
それにしても逐次通訳(話して通訳してを交互にやるやつをそう呼ぶらしい)は、話す時間が半分以下になって良くないな。
ChatGPTみたいなAIでほぼ同時通訳出来るようになってるから、こういう通訳もその内無くなるんだろうなと思った。
通訳という職業はどうなっていくんだろうなぁ。
勝どきのギャラリー@btfで川上和歌子さんの個展、「ピコとピータ」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000081285.html)を見る。
@btfは初めてお邪魔したけど、映画『ALWAYS三丁目の夕日』の美術監督が手掛けた昭和のセットのがあって驚いた。
そのセットや、ギャラリー内の会議室のような空間に和歌子さんのインコたちがいっぱいいて、めっちゃ面白い空間になっていた。
大きなインコを作り続ける和歌子さん。
大好きだわぁ。
和歌子さんもOさん繋がりで紹介して頂いたお方。
再び、感謝。
BUGに戻って再び作業。
途中めちゃくちゃもつ焼きが食べたくなったり、睡魔にやられそうになったりしたけど、がんばって深夜までみんなで作業した。
もう少しだ・・・っ!