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オープニングだ!


2024年12月18日(水)

朝、いつものように近所の神社にお参りすると、どこからか変わった音がする。
何かと思って探すと、壁に付けられたのぼり(幟)が風に吹かれ、ポールと金具のこすれる所から音が出ている。
なんやこれか、と思ってのぼりをよく見ると、「初宮詣」と書いている。
お正月はもうすぐそこだ。

今年の年明けは、夜中にこの神社の行列に並んだ。
寒い中、いつまで待つのかとしびれを切らしていた時間を懐かしく思い出す。
1年365日、ほとんど毎日のようにお参りしていても、やっぱり初詣の時間は特別らしい。
来年は実家にいる予定なので、ここに初詣に来ることはなさそうだけど、また大阪の神社で特別な二拝二拍手一拝をすることだろう。

夕方、やましたあつこの個展「寝ても覚めても」(https://takusometani.com/2024/11/10/やましたあつこ個展「寝ても覚めても」/)を開催中のTAKU SOMETANI GALLERYに顔を出して、昨日書いた新しい名刺を染谷さんに渡してからBUGに向かう。

途中、表参道駅の階段でテナガエビの化石みたいな汚れを見付けて喜ぶ(写真)。
美しい。
本当の化石だったら良いのに。
でもこれは花崗岩だから、普通化石は存在しないな?
デパートとか駅の壁とかによく使われている大理石だと、時々貝の化石が見付かるんだけど。
現代に生きてる僕たちは化石ってものを知ってるから、化石だー昔の生き物だーと思うけど、化石ってものがまだ知られていなかった頃だと、見付けた人は意味分からんかっただろうな。
このテナガエビみたいに、汚れだと思ったかも。

BUGで「バグスクール2024:野性の都市」(https://bug.art/exhibition/bugschool-2024/)の初日!
いよいよ初日!
オープニングイベントとして、参加作家7名と、キュレーターの池田さんによるトークがあった。
賑わって何より。
横からお客さんの様子を見ていると、みんないっぱいメモを取ってくれたり、うなずいて聞いてくれたりして、リアクションがいちいち嬉しい。
感激だなぁ。

それぞれの作家の考えや、言葉になり切らない作品に対する想いも知れて良かった。
会期中に作家と言葉を重ねて、繰り返し作品を見て、さらに、少しずつ、分かるようになったり、分からなくなったりしていくんだろう。
楽しみだ。

黒川さんの鉄板を揺らす三人衆のパフォーマンスの今日のメンバーに僭越ながら加えて頂いて、トークの最後に披露した。
重いし、しんどい。
くじけそうで、鉄板を落としてしまいそうだったけど、観客から飛ばされるヤジ(エール)に力が湧いてやり切れた。
最後に、使った鉄板にサイン。
痛快。
光栄。
感激。
めちゃくちゃ嬉しく、良い想い出になった。

トーク終了後、最後まで残った池田さん、内海あん、ちぇんしげさん、中田さん、トモトシさん、黒川さんと珉珉で中華料理を食べた。
閉店時間ギリギリで、頼み過ぎた瓶ビールを空いたジョッキについで飲んでる池田さん、中田さんが最高だった。
早めに出ないといけないちゃんしげさんと別れて有楽町へ。
終電ギリギリまでみんなでレモンサワーを飲んだ。
なんだか青春だった。
これは、良い展示になるな。

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