どうか、と願う。
2024年5月9日(木)
少し寒いぐらいの一日。
ちょっと前はこれぐらいの温かさでもありがたかったのに、今ではもう全然満足出来なくなってしまっている。
早めに実験を切り上げてしまって、小田急線の千歳船橋駅まで西原彩香さんと渡邉光子さんがやっている二人展「あの時、泥のように眠った夜の夢。見えない同居人。温かなねぐらと雨のない夜と水とペーパーバックさえあれば、平気」(https://www.instagram.com/nishihara.watanabe00/ )を見に行った。
この前を行ったけど、タイミングを悪く展示が見れなかったので、再訪。
ちょうど、光子さんのパフォーマンスがあるタイミングで行ってみた。
パフォーマンス中に友達から電話がかかって来て、あまりのタイミングの良さに電話もパフォーマンスの一部かと思ったけど、なんかめっちゃ会話が自然だからガチっぽいなと思った。
こんな上手いこと電話が来ることがあるもんなんだなと思ってたら、後から聞いてみると、アラームを着信音と同じにして仕込んでいて、パフォーマンスの一部だったらしい。
上手いことやるなぁ。
展示は、西原さんと光子さん2人で普段はお茶の教室に使っている3部屋のスペースを自由に使っていて、面白い空間になっていた。
2人でやるからこその世界になっていた。
会場を後にして自転車をこいでいたら、パトカーが停まっていて、救急車が走って来るから、何事かと思った。
運転手の居ない軽車両の前で、自転車と人が倒れていた。
その人の頭は血で真っ赤だった。
初めて交通事故の現場に遭遇した。
緊張感が走った。
こうして今ぼんやり自転車をこいでいるけれども、もしかしたら自分があの人だったかもしれないし、今この瞬間に車とぶつかるかもしれない。
たまたまあの人はあのタイミングだっただけで、いつ自分が同じ状況になるか分からない。
逆にもし自分が車を運転していたら、あの運転手の側だったかもしれない。
全く他人事とは思えなかった。
あの人がどうなったか気になる。
後から、場所の名前と「交通事故」というキーワードで検索してみても情報が出て来ないから、亡くなられた訳ではないのだろうか・・・?
そう願う。
事故に遭われた方の為にも、運転手の方の為にも。
人の振り見て・・・と言うにはあまりに気の毒な光景だったけれども、毎日自転車に乗る身として、本当に気を引き締めたいと思った。
安全に、安全に・・・。