自分が持っているものってなんだろ
2024年4月28日(日)
最近、毎日のように家でアシダカグモに出くわしていた。
あの、10cmぐらいあるデカいクモ。
全く嫌悪感はないどころか、ゴキブリを食べてくれるから感謝の気持ちすらあった。
毎日のように会っていると、なんだか愛着も湧いてきて、ペットみたいで、「おぉ、今日も元気そうだなぁ」とか思っていた。
今日、見かけなかった。
なんとなく、家を出ていった気がした。
何があったのかなぁ。
元気でいると良いけど。
そのクモのこと、なんとなく、自分の家に入ってきた子という気になってたけど、でもこの賃貸は僕の家ではない。
ただ借りているだけだ。
もしかしたら、あのクモの方が先に出入りしていて、クモは僕のことを自分の家に入ってきたヤツと思っていたかもしれない。
なんだか勝手に自分の領域みたいな気分になってたけど、全然そんなことはない。
仮にこれが買った土地と家でも同じことだろう。
明日僕が死んで、ここが誰が他の人の手に渡ったら、クモの方が先住民ということになる。
次の住人はクモに対して偉そうにするかもしれないけど、僕はクモに偉そうにして欲しい。
同じような話を、とある地域の野良猫と移住者との関係でも聞いたことがある(移住者は野良猫の問題を主張するけど、地域としては野良猫の方が先住民)。
そんな風に考えていると、この世界で本当に自分のものと言えるものって、一体どれ程あるんだろうという気になってくる。
特別環境問題への意識が高い訳ではないけど、100年後の地球がどうとか、未来の子どもたちがどうとか、そういう、自分の今ここという視点を手放して、遠く離れた所から世界を見る視点も少ししっくりくる。
だからって今日からCO2削減した生活送りますとはならないんだけども、しっくりくるという感覚は、長い目で見て大事な気がする。
それにしても、どこに行ったのかなぁ。
時々で良いから顔を見せて欲しい。
ゴキブリのシーズンはこれからだよ(食べてもらいたいという、下心がちょっとある)。
制作の手伝いで、朝から生成AIのプログラムを書いていた。
なんとか夕方のミーティングまでに雑な試作品を作った。
相変わらず、頼まれれば何でもやってしまうよろずや業。
でも性に合っているとは思う。
作品はたくさんの人に見て頂けそうなので、頑張ろうと思う。
ミーティングが終わってから、LEESAYAギャラリー新たにオープンしたカフェ&イベントスペース「Backyard」にトークを聞きに行った。
Leggy_(Chim↑Pom from Smappa!Groupの林靖高さん、稲岡求さんとアーティストの西村健太さんの園芸プロジェクト)とキュレーターの池田佳穂さん、JRスタジオの白石高朗さんのトークだった。
濃かった。
特に、池田さんの活動の紹介と今後の展開に対する忌憚ない議論は、池田さんという例を通して、今アートに関わる全ての人(特に近い世代の人)に大事な示唆を与えてくれるものだった。
ギャラリー・キュレーター・アーティストというような特定の役割に限らず、現代アートという広い文脈に通底する問題に議論が及んでいたし、池田さんの幅広い活動やモチベーションはその為の貴重なサンプルになっているからだ。
終始熱っぽいプッシュをし続ける白石さんと、経験に基づく冷静な返しをする稲岡さん・林さんと、そのハザマで考えながら言葉をつむぐ池田さんのバランスもめっちゃ良かった。
良い学びと刺激になった。
自分も実行に移せるようにがんばろう。
あと、「Backyard」は初めて行ったけど、そういう話をするにはとても良い場所だった。
下目黒(不動前)の街も良い、
また行ってみたい。
もっと言うと、なんかやらせて頂きたい。
集まった人たちと話していると、インスタのフォロワーのアベユウヤさんと初めてお会いした。
こういう感じでインスタでは繋がってた方と、現地で共通の知人を介して顔を合わせるのは嬉しい。
そしてnoteを読んで下さっていると言われ、恐縮極まりない。
ありがたい。
ダンサーのモテギさんを紹介してもらい、何か面白いことを一緒に出来たらと話す。
楽しみになる。
この前Studio Ghostのお花見でご一緒した中矢さんとも再会。
早めにお店を出たら、渋谷から駆けつけたっぽい光岡くんとニアミスだったようで、中矢さんが写真を送ってくれた。
光岡くんとはよくニアミスしている気が。
明日渋谷に作品を見に行ってみよう。
色々ご縁があった。
St. Vincentの新譜が出た。
嬉しい。