子供へ「食」の大切さを伝えるオススメの方法
子供たちには「食」の大切さを小さい頃から教え続けている。
食事はカラダを作る必要不可欠なものだけど、そんなこと細かく考えなくても毎度の食事を楽しめたとしたとしたら、人生が一層素晴らしいものになるに違いない。
こだわりの強い我が子は、小さいときは納豆ご飯しか食べなかった。
お菓子は食べるのに、本当に食べてほしいものには見向きもしなかった。
どんな風にしたら興味を持ってくれるのかと日々悩み色々と試した。
私が効果があると感じたのはこういう方法だ。
・「味見担当大臣」に任命する
・自分で料理させる
・料理をスマホで写真を撮ってもらう
・食べ物の味についてみんなで共有する
・美味しいときはみんなで「ハイタッチ」や「ぐーぐぐー」ポーズ
「味見担当大臣」をキッチンに呼び、味噌汁を味見してもらう。
食事前に立ったまま味見をするのが楽しいようで、ほぼ100%の確率で「おいしい」と言ってくれる。
実際に食事が始まると「〇〇(息子)が味見してくれたこのお味噌汁最高!」と言うと、さも自分が作ったかのように自慢げな顔をする( *´艸`)
そして自分が作った(味見した)お味噌汁は残さないし、他の人が食べてくれたら「ありがとう」と言うようになった。
少し大きくなってくると味見担当も本格的になってきて、醤油が足りないとか塩が足りないとか言ってくる。的外れなことを言っていると思っても、ちゃんとその言葉に従って少し調味料を加え、納得がいくまで味見をしてもらうことにしている。
そして、保育園のころからは味見だけではなく料理を一緒に作ることにした。
最初はフルーチェから(液と牛乳を混ぜるだけ)。
次に野菜を洗ったり、卵を割って混ぜたり、ゆで卵をつぶして卵サラダを作ってもらったりと簡単なことから始めた。
保育園の年中になると子供専用の調理道具セットを購入し、包丁も使わせた。見てると怖すぎるけど、できるだけ我慢する。
初めてのピーラーで自分の手を切ってしまった時には、しばらくはキッチンに来なかった(;'∀')それも大事な経験の一つかな。
とにかく自分が作ったのは本当によく食べる!!
今では朝食はほぼ毎日子供たちに作ってもらっている。
いりこの頭とハラワタをとり、豆腐を切って乾燥わかめを入れて味噌を溶き、とき卵もいれる。最後にはもちろん「味見担当」も担ってくれる。
フレンチトーストやサラダもお手のもの。
本当は、仕事前の忙しい時間に手伝ってなんかくれない方が作業が早いんだけどね。ここは大事な部分だと思って私もがんばる。
作ってくれて助かる~!と言いながらも、どのパートを手伝わせようかと頭フル回転で考えながらバタバタとこなしている。
夕食にはイカやえびを一緒に買いにいき、家で下処理をして調理して食べるまでの一連の流れをみせる機会を意識して作っている。
休日には魚を釣ってくるところからスタートする。
命をいただくことを学んでくれたら良いなと思う。
そして料理ができたら「撮影してもらう」。
子供たちは今はまだ上手に撮影することしか考えてないけど、後々、彩りを考えて盛り付けしてくれるようになってくれたらいいなと思っている。
料理は見た目も大事だし、彩りがきれいな方が栄養バランスが良いから、いづれ教えていきたい。
食べたときにはみんなで料理を味わい、美味しいときには大げさなくらいに「美味しい!」と感激し、ハイタッチや親指を立ててグーのポーズをして表現する。私にとってはこれが一番うれしくて幸せな瞬間だ。
ちなみに食事中にテレビは見ない。
これは引っ越しのときから考えて、食卓テーブルから見えない位置にテレビを配置した。
土日などゆっくりしたときに例外はあるものの、家族が揃うときには必ずみんなで食べることにしている。
好き嫌いについては、今のところ何もない様子。
子供の口に合わない大人向けの料理も食卓に出すようにしている。
低学年の息子はゴーヤチャンプルーも食べる。こちらが勝手に食べないと思って出さなかったら、ゴーヤを息子が食べるなんて思いもしなかった。
学校から帰ってくると、今日の給食が何だったかを教えてくれる。
最近はHPで給食の内容を見ることができるから、本当に助かる。
これまた食べたいから作って!などと好きな料理を教えてくれるし、私もレシピの参考になる。
これらのことで子供は食に興味を持ってくれたと思う。
作ってくれるという愛の形に気付いてくれたのか、母の日などの母へのメッセージには「美味しい料理を作ってくれてありがとう」と書いてくれるようになった。
1日3食、何年先もずっと、食を楽しみながら日々を大切に成長してくれるよう願っている。