家事を終え 春に誘われ 裏の道 車無き道 ゆったり散歩
これは家事と言えるのかどうかはわからないが、個人的には年に一度の大きな火事なのかもしれない。夫婦だけで小さな店を経営している者にとって、3月の半ばまでにやらなければならないこと。それは確定申告だ。
なかなか帳簿をつける余裕もないため、相変らずまとめてやる癖が続いているが、それでも3日あればケリがつく。夫婦で分担して収支の明細書に記入し、申告書類を記入していくのだ。
無事に書類ができた今日税務署に行って提出する。今ではネットでも簡単にできるし、出来上がっているのなら郵送でも良いとわかっていても、夫婦そろって税務署に提出するのは毎年の恒例行事だ。
パートナーが見守る中、今年も無事に提出を終え税務署を後にする。基本的に年に1度しか行かないところだが、小さなお店を守る自営業者にとっては、花見などと同じ年中行事、そして年末の大掃除に匹敵する年に一度の大きな家事なのだ。
「さて、帰り道は、そうだ、この裏道行こうか」と言いながらふたりで普段歩かない裏道の坂を歩く。雲はかかっているが春の陽気感じながら歩く裏道、山が迫っている町に住んでいるから川方向に近づくと下り坂になる。一気の坂ではなく、段々畑のように少しずつ低くなっていった。そこに町が続いている。
川に向かって下っていく。いったい、いつからあるのか?アスファルトではないコンクリートの細い道は車の往来もないからゆったりと散歩できた。
家事を終え 春に誘われ 裏の道 車無き道 ゆったり散歩
(かじをおえ はるにさそわれ うらのみち くるまなきみち ゆったりさんぽ)
本日は珈琲次郎さんの企画にに参加してみました。(テーマ:家事)
今日の記事「河内長野の野作からくろまろの郷まで散歩した」を参考にしました。
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