桜見に 清流登り 向かう先 花を見上げる 宅地の下で
山の中には宅地が広がっている。そんな宅地の合間には清流が流れていた。もちろん生活排水などの下水が自然の川に直接流されるような時代ではない。だから川はきれいなのだ。
そんなことを思いつつ、駅からつづく清流を山に向かってさかのぼる。やがて開けたところに出た。川を挟んだ左右は高台になっているが、その上には本来宅地が造成しているはずだ。
だが宅地は全く見えない。代わりに見えたのは満開に向かって開きつつあるピンクの花びらだ。
今年も来れたと楽しみに桜を見る。昨年よりは遅いが先始めると急速に花が開いているような気がした。満開ではないがこれで十分だ。
宅地の下にある花見スポット。緑の芝生に覆われて平日なのにシートを敷いて楽しんでいる人が何組もいた。
時計を見る。場所取り係だから予定より早い目に来たが、ここは穴場だから慌てる必要もない。仲間が来る前にシートを敷く。そして花を見上げながら仲間が来るのを静かに待つ。
桜見に 清流登り 向かう先 花を見上げる 宅地の下で
(さくらみに せいりゅうのぼり むかうさき はなをみあげる たくちのしたで)
今日の記事「河内長野清見台の桜」を参考にしました。