池の上 今年も眺め 大藤を やはり遅いか 野生の姿
「確かこの辺りだった」昨年に続きある場所に来た。そこには野生の大藤が見られる場所がある。池の上に幕のようにぶら下がっていた大藤を昨年初めて見つけた。藤の花と言えば公園などの藤棚のイメージがあるのに、棚もなく自由気ままに成長した木から見える紫の花には、記憶に残るほどのインパクトがあるのだ。
山に向かう道路の横、段々畑のようにため池が続く。その中にいったい誰が藤をぶら下げて見えるようにしたのだろう。今年もそこに大藤の姿を見た。
だが、そこでひとつだけ「やはりか」と感じたのだ。今年は桜の開花が遅かったこと。桜ではないが藤の咲くのも遅れているのかもしれない。昨年のものと比べると、まだ紫度合いが少ない気がした。
池の上 今年も眺め 大藤を やはり遅いか 野生の姿
(いけのうえ ことしもながめ おおふじを やはりおそいか やせいのすがた)
今日の記事「富田林池の上にある大藤」を参考にしました。
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