高野街道 ~高野山へ通じる道~
河内長野駅に行く予定があったので、ついでに観光案内所に立ち寄りました。いろいろ資料を見たのですが、本当に見どころが多くて驚いています。
いくつかある中で、まずは「高野街道」と呼ばれるところを歩いてみることにしました。
これは高野山と途中にある和歌山県橋本市に至るまでの街道。実は4つも街道があることがわかりました。
1、東高野街道
→ 京都・八幡市で大阪街道と別れ河内の国の東側を南に通ずる道
2、西高野街道
→ 堺から現在の国道310号線沿い。参拝のほかに物資輸送の目的も
3、中高野街道
→ 大阪市平野区にある杭全(くまた)神社周辺から松原市・堺市美原区を経由
4、下高野街道
→ 大阪市天王寺区から、途中庚申街道と合流して松原・美原区を通る
これらの街道が合流するのが河内長野周辺。一気に4つがひとつにつながるわけではありませんが、比較的近いところに合流点があるため、河内長野の周辺は宿場町として栄えたそうです。
(このモニュメントでは下高野街道の記載は見えませんが、実在したことは確かなようです)
そしてこのモニュメントが置いているのは東高野街道と西高野街道が合流する地点。ここは河内長野駅前です。
ここを拠点に堺市の中心部まで18キロで、京都の八幡市まで57キロも道が続いていたんですね。特に後者は東高野街道として北河内の東側から山沿いに縦断して南河内まで到達。そしてここですべての高野街道がひとつになって、さらに山を越えて、和歌山県の橋本と高野山に至っています。
観光案内所には高野街道の散策マップがありました。特に河内長野駅から次の三日市町駅あたりまでは、ルートが整備されていて見どころも豊富なようです。
観光案内所のすぐ横にある高野街道の入り口。実はここから少しだけ歩いて色々見てきました。それについてはまた後日紹介したいと思います。
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