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靭帯切っても明るいみのってぃ。経過観察98日目(手術後68日目)

今日は人生で初めて『プロフェッショナル~仕事の流儀~』をリアルタイムで見た。まずその時間帯にTVをつけること自体が何年ぶりかわからないくらいだった。Youtubeでウクレレの練習をしようとした矢先の出来事、画面には俳優の”小栗旬”さんが映っていた。理由はわからないが、久々にTVで見た彼の姿になぜか引き込まれて、ついに番組の最後まで見てしまった。

#プロフェッショナル #仕事の流儀 #小栗旬


小栗旬の印象

話を戻そう。
小栗旬さんに400日密着取材。それをわずか1時間半にまとめなければいけない制作側のプレッシャー。TV業界、特に制作側に『やってみたい』と興味を持てなくてよかったなと心底思う。エンタメの世界に足を入れてしまったら毎日気が気じゃないだろうな。

小栗さんといえば、私が高校の頃に見ていた『花より団子』というドラマでの印象が強い。それともうひとつ覚えているのは数年前にやっていた「ダウンタウンなう、本音でハシゴ酒という番組で小栗さんが「テレビがやばい」と発言していたのも印象的だった。思えばこの頃はまだ私はTVを見ていた方なのだろう。

番組を総じて、彼はとてもヘビースモーカーだった。1時間半に凝縮された内容で、何度喫煙シーンが出ただろうか。こんなことあまり思わないのだが、タバコを吸っている姿を「かっこいいな。」と感じたのは生まれて初めてだった。


正解はない

この番組はどうやら、対象の人物像を丸裸にしていくことが目的で、最終的にタイトルにあるとおり、『プロフェッショナルとは』と、問うてその答えを本人から聞いて終わるような内容のようだ。
最終的に俺は『恩返し』という答えを出したのだが、やはりその絞り出したような声を聞くと彼の中にある『プロフェッショナル』はハッキリしていないのだろうと感じた。実際インタビュー中に彼は
『正解は無い』『わかっていない』などと制作側泣かせの言葉を漏らしていた。だがこれがきっと彼の本音なのだろうと思う。現に彼は長い俳優生活の中で今まで一度も納得のいく演技を出来ていないらしかった。
これだけ著名な俳優でさえ本気でそう感じているのだから、そこにある彼しか知らない努力の結晶を素人の私が理解しようとしたとしても。理解出来る日は来ないのかもしれない。


演技とはウソである。

では彼は何に向かっているのだろうか。何を目指しているのだろうか。
ひとつ引っかかったのは、彼が「人のためにやっている」俳優をやっているというところだ。そんな俳優さんがいるのだろうか。もちろん演技そのものが好きで彼は続けていることが大前提だが、TVというエンターテインメントにおいて、人のために番組を本気で創っている人は、本音をいうと私はいないと思っていた。

演技とはウソなのである。しかもそこそこのウソである。
彼自身、ウソをつくことも好きだという。だからこそ演技も好きなんだという言葉を残していた。そんな人が「エンタメを楽しみにしている人のために」俳優をしているなんて、どこに信ぴょう性があるのだろうか、という風に私は感じていたのだが、なぜかどんどん彼に惹かれてしまうのだろうか。

私は彼の”演技”にきっとやられてしまっているのだろう。

同じような印象を彼に抱いている人は一定数以上いるのだろうと思う。


中途半端な自分

彼いわく、ずっと中途半端な俳優生活を送ってきたらしい。これまでの主演本数が40本以上ある俳優さんの言葉ではない。
だが彼は『役作りってなんだろうね。』と濁してしまうくらいの人物だ。もしかしたら与えられた仕事を淡々とやっている感覚のかもしれない。
だが彼は周りから愛されている。アニメでいえばルフィのような存在なのではないだろうか。大勢いるスタッフさんの声と顔を覚え、人見知りな自分が気を遣わせないために多角なコミュニケーションをとってみたりと。そういった演技以外の部分で積極的に動いている彼の姿を見れば『そりゃ好かれるわな』と思ってしまうのだ。そうやって現場に関わる人達を”愛していく”。もしかすると、中途半端な自分だからこそ、そういった部分に目をしっかり向けられるような努力もしてきたのではないだろうか。若い頃にギラついていたことも含めて彼なりに俳優生活を続けていく上で必要なことを整理してきたのだろう。


すべて本気で

彼はウソをつくために、全力で挑んでいる。やはり撮影シーンの彼の表情は、言葉足らずだが「すごい」。
北条義時の人柄を自身で学びつつ、制作スタッフにも意見を求め、どうしたらより義時に近づけるのか。それを現場で追求していく姿、やはり本気なのだ。彼は嘘をつくために本気で挑んでいるのだ。どこまでもエンターテイナーなのだろう。


小栗さん、「これを見て一人でも何か影響を受けてくれる人がいれば」なんてことを言っていたが、私はがっつりその対象である。
俳優さんに今までここまで影響され、自分の記事にまで書いたことなんてなかった。なぜこんなに書きたくなったのかはわからない。
「今までずっと中途半端だ」な姿を、勝手に重ねたのかもしれない。私もずっと中途半端であるからだ。
土俵も次元も違うが、いつも私は勝手に著名人を自分の姿に重ねてしまう悪趣味を持っているので許してください。
だがこれはTVなのだ。ショーなのだ。
すべて彼の演技なのかもしれない。それでも良い。

今日から私の好きな俳優は「小栗旬」である。


ひとつよしなに。


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