憧れの文藝春秋とアイコン
私は『文藝春秋』が好きです。
高校生の頃に宮本輝さんの小説に夢中になり、
芥川賞(宮本さんも1977年に受賞。のちに選考委員も務める)の受賞作が全文載る文芸誌「文藝春秋」に強く憧れるようになりました。
芥川賞発表号には選考委員の選評も載ります。
それを読むのが楽しくて。
まぁ、当時の私にはちょっと…いや、だいぶ
背伸びの分厚い文芸誌。
政治とか経済とか難しい分野もありましたし、
グラビアページには高価な万年筆や時計。
毎度、一冊全部を読むことはできませんでしたが、
ちょこちょこ眺めては「大人の文芸誌を楽しむ」ことに酔いしれておりました。
そこから文藝春秋を創刊した菊池寛のことも好きになりました。
国語の便覧好きだった私は菊池寛の年表と顔写真を眺めては「決してハンサムではないけれど人として男前だなぁ」と、
「菊池寛の面倒見の良いエピソードの数々」を目にするたびに思っていました。
芥川賞、直木賞創設も大切な友人を思っての、これからの文学界を思っての行動だったと思います。
「人として男前だから」と言ったわりには、
菊池寛の1番好きなエピソードはこちらですけどね。↓
そんなこんなで憧れの文藝春秋。
「私の作品が文藝春秋に載ることがあったらなぁ」なんて、今までの人生で多分10回くらいは…
いや、100回くらい思ったことがあったのですが、
このたび、
文藝春秋 #未来のためにできること コンテスト2023で優秀賞をいただいて、12月8日発売の「文藝春秋」1月号に掲載されました!
私が住む九州地方は書店に並ぶのも数日遅れになるかなとamazonで予約注文。しっかり発売日にGETして(2冊も)
おそるおそる?
ページをめくっていくと…
本当に載ってる…。
選考会の様子まで載ってる…。
為末大さんが私の「地球儀をまわす」を推してくださってる…。
え?
夢??
実は私、為末大さんの大大大大大ファンで、
為末選手のレース映像だけを集めた「為末大ベスト」というビデオテープを自作しておりました。(怖いですね。すみません)
為末さんの走る姿を見ていると気持ちが良いんですよ。人間ってこんなに綺麗にとんだり走ったりできるんだって思いながら見てました。それくらいファンです。
その為末さんから…コメント…。
そして、角田光代さんの『紙の月』も『八日目の蝉』も大好き。『源氏物語』を揃えるなら角田光代さんバージョンで、って心に決めているくらい好き。
新谷総局長にいたっては、
YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」のゲスト回を前後編それぞれ3回ずつ見まして、
「ひょー!文藝春秋話すごいなー!新谷さんすごいなー!!」って、大盛り上がりしていたという。
そのお三方に選考いただいての受賞。
これは、あれですかね?
ろうそくや花火が消える前に一瞬ボワッと強く燃えるでしょう?あの人生の花火みたいなことになっているのではないかと本気で心配しています。
あまりに嬉しくて嬉しくて、
この佳き日に、
私、
アイコンを変えます!!!
3年半、ちょっと怖いアイコンだった私↓ですが、
このたび、
憧れの着ぐるみさんにアイコンを描いていただきました!!
着ぐるみさんのこちらのアニメを⇩
見て以来、着ぐるみさんのファンでして。着ぐるみさんに絵を描いてもらえたらどんなに良いだろうと考えてはいたのですがお声がけする勇気が出ずにいたんです。そしたら…
「すまスパ」にお邪魔して、コッシーさんと楽しくお話ししている時にアイコンの話に!!
コッシーさんのご尽力により、
着ぐるみさん作のアイコン爆誕!!!
私の好きなものをいっぱいに入れていただいた
ニューアイコンがこちらです!!
⇩
うおおおおおおお!!!
可愛い〜っ!!!
3年半ずーっとあの少し不気味な雰囲気の岸田劉生アイコンでしたからね、
こんなに可愛いアイコンになるなんて。
夢のように嬉しいことがあった日に
憧れのクリエイターさんに描いてもらったアイコンに変更。幸せすぎます。
大好きな阪神タイガースと競馬とテトリス。
そして、読んでいる本は
宮本輝さんの『螢川・泥の河』
なんと『螢川』は宮本輝の芥川賞受賞作です!
繋がってる!!文藝春秋好きがここにも出てる!!
勝手に1人で大騒ぎして、
新しいアイコンを見て、ずーっとニヤニヤニヤニヤしていますが、
皆さま、ニューアイコンの私をこれからもよろしくお願いいたします!!
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今回、記事中でお話しした
文藝春秋のコンテスト
「#未来のためにできること」の受賞作はこちらです↓