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粘膜を強くしよう

こんにちは!
薬剤師、講師、ゆで卵肌クリエイターの千田愛(ちだめぐみ)です

今は花粉症が特につらい時期ですよね

私もほとんど薬は使わなくなったものの、ここ数日は目がかゆいです

目といえば、最近ドライアイの方が増えているのですが、PCやスマホを見ることで瞬きの回数が減っていると、さらにドライアイも悪化してしまうので定期的に目を休めたり、意識して瞬きするようにしましょう

さて、今日は花粉症にも関係のある内容で、「粘膜を強くする」について書こうと思います

粘膜を強くするビタミンA

私たちが健康を維持するためには、たくさんの栄養素が必要です

体を動かすエネルギーになる糖質・脂質・タンパク質、体をつくる脂質・タンパク質・ミネラル、そして体の調子を整えるのがビタミンミネラルです

風邪などのウィルス感染を予防するためには、体の調子を整えるビタミンミネラルもきちんと摂る必要があります

免疫は、外から侵入してきた異物に対して、それを攻撃する細胞も重要なのですが、第一の免疫として、そもそも外的が侵入してこないように「粘膜」が防御壁となっています

その粘膜を強くする栄養素がビタミンAです

食材からは、βカロテンという形で摂取すると、そのβカロテンはビタミンAに変換されます

βカロテンは、緑黄色野菜や濃い色の果物に多く含まれるので、そういった食材を選んで食べるように普段から心がけましょう

粘膜を強くすると良いこと

粘膜は、目、鼻、口、胃腸、膀胱など、体のいろいろなところに存在していて、体と外界との接点になっており、外的から体を守ってくれています

粘膜が丈夫でない人は、そもそも免疫力が低く体調を崩しやすかったり、目が乾燥したり、口内環境が悪化して歯槽膿漏になったり、花粉症の症状が酷かったり、便秘や下痢、逆流性食道炎などの胃腸の病気、膀胱炎などになりやすかったりなど、いろいろな不調の原因になります

逆に言えば、粘膜が丈夫であればそういった健康上の悩みは少なくなります

粘膜を強くするために

先ほどお伝えした、粘膜を強くするビタミンAを摂取するために、オレンジ色や緑色の濃い野菜、色の濃い果物をまずは摂るようにしましょう

あとは、粘膜の材料には油も必要なのですが、良質な油であるオメガ3脂肪酸をしっかり補っておくと、質の良い粘膜細胞ができ、炎症を抑えられるので、魚の油であるオメガ3脂肪酸を意識して摂るのも大事です

まとめ

今日は、「粘膜を強くする」についてお話しました

粘膜は体のあちこちにあり、体を守ってくれているので、より意識してケアしてあげることで体調に良い影響がある体の大切な組織です

食べ物を選ぶ時に、体が必要としている栄養素は何かな?と意識して選ぶ癖をつけておくと、すぐ食べられるものにはあまり摂りたい栄養素が入っていないなぁと気づいたりします

最近、10年前と比べて、コンビニに行って買うものもずいぶん変わったなと思います

ぜひ体が欲しがっている食べ物を食べる習慣を身につけて、体調の変化を感じてみてください(4ヶ月〜半年くらいはかかってしまうかもですが)

それでは、今日も読んでいただきありがとうございました!




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