保育園の出欠連絡も、今やアプリの時代へ。保育園がデジタルツールを導入したお陰で、ママも楽になれた
娘が通う保育園では、数ヶ月前にデジタルツール「すぐーる」を導入した。
すぐーるとは、学校や地域からの連絡を管理できるアプリのことである。
公式サイトによると、なんと「すぐーる」の自治体導入数は538以上で導入シェアNo.1とのこと。(※登録制メールを含む複数メディアへの一斉情報配信システムの全国自治体防災部署シェア一位。2021年 6月 工業市場研究所調べ)
教育現場でも9,600校・園以上で導入が進められているらしい。
ただ、いくら導入が進んでいるツールと言えども、ママである私の動揺は隠せなかった。保育園より「これからの連絡は、すぐーるで対応します」と言われた時は、正直戸惑ったものだ。
これまでの私は、娘が風邪を引いた際には「風邪で休みます」と電話を入れ続けてきた。
娘が連日熱発した時期もあるので、保育園へ毎日のように電話をかけ続けた時期もある。
こんなに毎日電話して、先生も迷惑だろうか。そう悩んだことは星の数。
先生に連絡すると、いつも優しい声で「お大事になさってくださいね」と声をかけてくれた。先生からの一言で、不安な心が掻き消されたことは一度二度ではない。
その声が、もう聞けなくなるんだ……。
先生の声を聞くことで、私自身もホッとする部分があったというのに。いくら文明が発達しているとは言えども。
人間は一体、どこまでAIやツールに頼り続けるつもりなのか。
そんなことばかり繰り返していると、人との温もりを感じられない世の中になってしまうのでは。もしかすると、鉄腕アトムのように、AIやロボットが活躍する時代が来るのも、そう遠くはないのかもしれない。
新たなツールやAIの登場を知るなり、私はいつもそんなことばかり考えてしまう。
ところが、そんな悩みもツールの導入後はすぐに吹き飛んだ。理由は、そのすぐーるがあまりにも便利だったからに他ならない。
熱発などが原因で娘が保育園を休む時は、アプリで「病欠」を選択し、送信。
わずか1〜2秒で、簡単に保育園へ連絡できるようになった。
クリックひとつで連絡できるので、電話代もかからない。連日休むことになっても、「電話を毎日かけても、迷惑じゃないだろうか?」と悩む必要もなくなり、快適だ。
アプリでは欠席・遅刻の連絡以外にも、保育園からの連絡事項も届く。園からのお便りは、pdfで届くこともある。
これまでプリントアウトされたお便りを受け取ってきたが、子ども関連のものはどんな内容であれ、捨てるのが難しい。
データならダウンロードして、好きな時に閲覧できる。ゴミも軽減できるし、お部屋もスッキリ。園の方も生徒分プリントアウトしなくて済むので、まさに一石二鳥だと思う。
園からの連絡は、メールを開いたら内容を確認後に「メッセージを確認しました」をクリックすればOK。
そのステップを踏むことで、保育園側も「内容を確認してもらえた」と知ることができる。
デジタル化の推進によって、教育現場の業務負担軽減のみならず、親もずいぶん楽になったと思う。
IT化によって、今後は企業のみならず学校でもツールやAIの導入が進むこととなるだろう。新たな文明の利器が生まれると、その度に躊躇することもしばしば。
新しいツールは、覚えるのも一苦労ではある。ただ、私たちユーザーが慣れておけば、そのシステムの普及も進むことだろう。ツールの導入が進めば、学校やママの負担もきっと大きく軽減されるはず。
そんなことを思いつつ、今日も私は慣れない手つきで「すぐーる」の連絡網をチェックし続けている。
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