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やれることから少しずつ

3月17日から始まったフランスの外出制限もちょうど4週間が経ったこの夜、マクロン大統領によって外出制限の5月11日までの延長が発表された。

うわさ通りの延長だったので正直あまり驚かなかったが、それでもはっきりと5月11日まで、あと4週間、家にいなければならない事実を宣告されるとやはり軽い衝撃を受ける。

そして5月11日になったからといって普通の生活に戻れるというわけではない。「引き続きレストラン、バー、映画館、劇場、博物館等は閉鎖。イベントや集会などは7月中旬までは禁止。5月中旬以降,毎週,状況をみて措置を適応させていく。」のだ。


もう、今年は今までの生活を期待するのは諦めた。この状況に柔軟に対応していくしかない。でも、先のことを考えれば考えるほど不安で押し潰されそうになって、今、目の前にあるやらなければならない仕事が全く出来なくなる。

そうならないように、事態はかなり深刻だが、それでもあまり深刻に考えすぎないように心がける。

不安をたくさん抱えていると、時間があるこういう時だからこそ、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃというプレッシャーだけで頭がいっぱいになってしまって優先順位がわからなくなり結局、一日何も出来なかったどうしよう、という事になりかねない。

だからといってこの未曾有の出来事の真っ只中にいるのに不安を完全に取り除くことなんて出来っこない。こういう時はとりあえずなんでも完璧にこなすのを諦めて、今、やれることから少しずつ片付けていこう。

一滴の水は目に見えないくらい少量かもしれないが、その小さな一滴も気がつかないうちに少しずつコップに溜まっていき、いつの間にか満杯になったコップの水は最後の一滴で溢れる日が来るのだ。

何もかも初めてのこの状況下で今まで簡単に出来ていたことも思うようにいかず、結果も見えずにイライラすることも沢山あると思うが、ここはまず冷静になって淡々と、無理をせずに一日にひとつずつやるべき事をこなしていけば、ひとつの仕事が完了した時には小さな達成感も生まれるに違いないし、結果的にコップの水が溢れる日が必ず来る。


時にはSNSやニュース、情報番組を見ない時間を作る

いつ終息するのかわからない、予測も出来ない不確実な未来。大きな不安を抱えながら自宅待機を強いられたらどんなに強い人だってストレスが溜まる。そして時には冷静な判断が出来なくなってしまうほど疲弊してしまう。

そういう時に見るSNSやテレビの情報は、いつもだったらそんなに気にならない情報でも過剰反応してしまって不安が余計に大きくなったり、辛くなったり、意味もなく怒ってみたりしてもう、感情がコントロール出来なくなってしまう。

そして、今、自分が生活していく中で本当にやるべき事をするのをうっかり後回しにしてしまう。

コップの水が貯められなくなれなくなってしまうのだ。

そんな時はちょっとだけ情報を見るのをストップさせて、ヨガや軽い運動をしながら頭の中を一瞬でもいいから空っぽにしてみよう。思い切ってひとり散歩に出かけ、空や緑を眺めるのもいい気分転換になるかもしれない。


無理は心身共に元気な時にすればいい。ただ今はやみくもに頑張る代わりに一瞬立ち止まって、自分を極力疲れさせない、無理をしない仕事の方法や暮らし方を見つけることが、すごく大事なことかもしれない。





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