『ゴースト・ボーイ』を読んだ。

こんにちわ。
前回に引き続き
英語の勉強頑張っております。
成果は実感ゼロです。
be動詞と一般動詞の違いが
分かったぐらいです。

勉強の合間に息抜きに
読書をしたいと思い
こちらを注文しました。

『ゴースト・ボーイ』
ご存知でしょうか?
テレビ番組のアンビリバボーでも
放送された実話です。
この放送を見てずっと読みたくて。
ようやく読むことが出来ました。

アンビリバボーのサイトには
今もこの話が紹介されています。

↑私説明下手くそなのでw
詳しくは上のアンビリバボーのサイトを
ご覧くださいwww

著者はマーティン・ピストリウス。
マーティンは12歳までは
内気なごくごく普通の少年でした。

しかし、次第に喉が痛くなり
日中に何時間も眠るようになり
歩くのも辛くなり体も衰弱していきました。
原因不明。治療法も無く
マーティンはついに
植物状態になってしまいました。
医者はもう意識が戻ることはないと
諦めていました。

しかしマーティンが植物状態になって3年。
ゆっくりではありますが
意識が戻っていきました。
でも体は相変わらずのまま。
手先は丸まり、時には痙攣を起こし、
よだれを垂らしてしまう。

彼は閉じ込め症候群でした。
意識はあるのに体が動かせず
箱の中(体)に
閉じ込められているような感覚。


気付いてほしいけど体は動かない。
両親にも、弟妹にも、介護士にも、
医者にも誰にも気付かれずに
なんと10年の時が過ぎていきました。

これが大体のあらすじです。
アンビリバボーでは
時系列で紹介されていましたが
この本は回想するように
あの時はこうだった。
その時はこう思っていた、
という風に書かれています。
細かく章が分かれていて読みやすいです。


アンビリバボーでは語られなかった
介護施設での性的虐待についても
書いてあります。
吐かれた暴言や日々のサイクルまで。

読んでて気持ちが重くなる
回想もありますが
描写もキツくないので
私はこの本めちゃくちゃおすすめです。


意思があると伝わった瞬間。
リハビリを始めたこと。
コミュニケーション機器を買ってもらい、
妹にメリークリスマスと伝えた時のこと。
友達が出来たこと。
仕事を与えられた時のこと。
講演会を開いたこと。
家族に愛され愛していること。
そして、運命の人に出会い、
愛し愛されたいと願ったこと。


この本は障害やリハビリについても
書かれていますが
主に家族愛や恋愛についての葛藤が
多く書かれています。
これが本当に感動します。

表紙をめくるとそでには
こう書かれています。

ゴースト・ボーイでいると、
人々が何の気なしに秘密の世界を見せてくる。
ある日、夫を亡くした介護士のテルマが、
僕の前で泣いた。
ぼくの頭は胸のほうに傾いていたけれど、
夫を想う彼女の声は聞こえていた。
胃がきゅっと締めつけられる。
親切な彼女が、こんな悲しみに見舞われるなんて。
「いい奥さんだったよ」と、
言ってあげられたらーーー。
きっとそうだった、とぼくにはわかるから。


日々何気なく交わしている
他人とのコミュニケーションが
どれだけ大切で尊いか。
言葉を交わす、握手をする。
ハグをする。

読み終えたら自分の周りの人 を
大切にしたくなる一冊です。
マーティン自身の恋愛についても
書いていますので
ぜひ読んでほしいです。


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