10月の薬湯【生姜】
10月の薬湯は「生姜」です。
「生姜」は冷えに効くといって
生姜入りのスープや健康食品なども多く売られています。
「生姜湯」というコトバは、お風呂というよりも
飲用としての方が馴染み深いでしょうか。
昔から、風邪をひくと
「生姜」のすりおろしとハチミツをお湯でといた
「生姜湯」を飲むという習慣がありました。
少し前には、紅茶+「生姜」のすりおろし
というのも流行りましたね。
そんな「生姜」はお風呂に入れることでも
保温の効果が大きく発揮されます。
風邪気味でお風呂に入ると体力を奪われそうというときには
「生姜湯」のフットバスがオススメです。
体中がポカポカします。
10月に入り気温がぐっと下がりました。
このあとさらに寒さがやってきますので
「生姜湯」について読んでおいてくださいね!
□「生姜湯」の入り方
「生姜湯」の入れ方はとてもカンタン!
おろした「生姜」の搾り汁をお湯に入れればよいのです。
皮はむかず、タワシでよく洗って皮ごとおろします。
それを搾って、汁だけをお湯に加えます。
また、木綿の袋にきざんだ「生姜」を入れて
湯船の中で少し揉んでやると
香りが漂ってさらに効果アップ。
よい成分は、香りを鼻から吸入することでも
効果を得られます。
保温、風邪の諸症状、肩こり、筋肉痛などに
効果があるといわれていますので
ぜひお試しくださいね。
【名称】ジンジャー
【学名】Zingiber officinale(これは本来斜体です)
【和名】ショウガ(生姜) 、クレノハジカミ
【中国名】薑・姜・姜仔・乾姜
体を温めてくれる「ジンジャー」は
南アジア原産のショウガ科ショウガ属の多年草です。
学名のZingiberは
サンスクリット語の「Singa(角)」「vera(形)」に由来します。
ジンジャーの根茎が、鹿の角の形に似ていることから。
和名のクレノハジカミは
ハジカミ(山椒)と同じように辛味があり
中国三国時代の呉の国からきた
ということに由来すると考えられているそうです。