なるべく働きたくない人のためのお金の話 を読んだ。
題名が私が求めていた事に直球だったので読んでみた。
題名に惹かれて手に取ったので、この本の広告など事前情報を一切見ていない状況だったので”なるべく働きたくない人はこういう所調整したり、見直ししたり、こういうのも使えるよ”みたいな豆知識が沢山書かれてるのかなって思って手に取ってみたが違ったw
豆知識系ではなく、「私はこういう風に過ごしたり、こう考えてます」系だった。
「何かを始めようとするときに、完璧な条件がそろうのを待っていると、行動するタイミングを逸します。」
確かに。例えばジョギングをしようと思い立って、シューズや服など選ぶのに時間がかかって、用意ができた時にはもう思い立った時の熱は無くなってしまっていて、結局走らずに終わったってよく聞くはなしだし、思い立ったが吉日!で、用意が万全じゃなくてもやってみたいって熱があるうちに走り出すのが大切。
「隠居生活のなかで、楽しみごとをお金に依存しない方法が身についたからだと思っています」
確かに無職の期間って、せっかく無職の間だからこそ1日24時間全てを自分の為の時間に使えるから、いろんなことを楽しみたいが、今後どんな突然の出費があるか分からないし、その時に困らないようお金は無駄遣いできないって思って、お金のかからない楽しみを探してた。
お金がかかって無いから面白くないってことはないし、普通に楽しい。
例えば私は低い山のハイキングに行った。
もちろん登山靴とかちゃんとした装備した方がいいだろうけど、300Mとかなら普通のジョギングシューズでも登れるので登ってた。
流石に800M以上は登山靴や登山装備ないと怖いので登った事ない。
服はジョギングしていた時に着ていたのを着て登っていたので、ハイキングレベルの登山はお金がかからないうえに、体を動かして健康だし、気分もリフレッシュできて、低い山でも山頂からの景色はとても綺麗で達成感と綺麗な景色で満足感がとても高かった。
「身の回りの身近なところから、楽しみごとを見出していくと。それがやがて、お金があってもなくてもどちらでもハッピーな生活に繋がっていきます」
「お金持ちになるよりも、理想の生活ができることのほうが重要だとわかった」
お金はたくさん欲しいけど、働き過ぎで自分の時間がなくなったり、最悪お金の為に働きすぎて体を壊したら元もこうも無い。
ほどよく働きたいよね。
「昔の私にとって、豊かさとはお金の量でしかなかった」
私もそれ。お金がたくさんあると安心するし、お金が少なくなると不安になる。
生きていくにはお金が必要で、だけど自分が生きていくのに例えば1年でいくらくらいお金が必要なのか分かってないので、ただただお金を稼いでる感じ。
この本で言ってるように、自分に必要な金額はいくらなのかしっかりと分かっていた方がそういう不安もなく、その必要な金額だけはちゃんと稼ごうとしたらいいって安心できる。
「自分に必要な金額を知ってるし、少ないお金でも生きていけるので、これ以上のお金があったら、自分の豊かさのためだけに銀行口座にずっと閉じ込めておくのってもったいない」
私は、貯金額が少ないと不安になるけど、多すぎてもなんだかよく分からない不安感が出てくるとてもめんどくさい気持ちがある。
ケータイを持たない話しのことで
「誰が去っていき、誰が残るのか、お茶でも飲みながら観察しているのも楽しいものです」
で、この作者、性格悪いなっては思ったけどw
読んでてちょいちょい「?」っていうか、違和感というか、なんかこの人変。みたいな何か引っかかる物を感じるwww
多分この作者が同じ職場にいたらちょっと距離を置いてしまう価値観な気がする。それか、ちょいちょいなら話してみたいって位置な距離感かもw
面白い考えって時もあるけど、根本的な部分では社会一般的な普通との違いを感じるって全編通して思った。
私は無職を経験してるし、週5以外の働き方もしたことあるのでこの本から新しい情報は手に入れれなかった。
なので対談の「豊かさって何だろう?」の方が面白かった。
私は本編の妄想、想像の心の持ちようより、ハッキリとした情報の方が欲しかった。
例えば「住民税が免除される」や「高額医療費について」は、ほうほうってなったので、そういうの後半にもっと出してほしかった。
学生から社会人になって、ひたすたただただ毎日働いて疲れてる人に読んでもらいたい本。
こういう道もあるよって知ってるのと知らないのじゃ人生の選択の幅が違ってくるので、この本を読んで選択肢を増やしてほしい。