三上にいな

平和なショートストーリーをのんびりと。 すぐ読める分量ですので、よろしくお願いいたします。 ⚠️ハッピーエンドじゃない時もたまにあります。

三上にいな

平和なショートストーリーをのんびりと。 すぐ読める分量ですので、よろしくお願いいたします。 ⚠️ハッピーエンドじゃない時もたまにあります。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介 初めてのnote

初めまして、三上にいなと申します☺︎ よろしくお願いいたします。 自己紹介の内容は、 次の3点です。①本や文章をたくさん読みたい、そして、書きたいけれど、意外と時間がなくて… サクッと読めたり、サクッと執筆できたらいいなと思ったことがきっかけでした。 ②平和でハッピーエンド寄りのショートストーリー(小説)を書いていきたいです。(たまに、そうでない作品もあるかもです) ③コンセプトは、夜、眠る前にも読める平和なショートストーリーです。

    • 不思議な街歩きシリーズ 『夜の捏ね屋と心のレシピ』 寧ろ、飲み物を持ち込んでください!?編

      私は、徐々に眠気が出てきたので、初めて訪れた、捏ね屋だったけれど、熊さんのパンの出来栄えも気になったけれど、 朝になれば、職場に出勤もあるし、私は家に帰って少しでも眠ることにした。 そして、また、眠れない夜にこの店を訪れようと思った。 初めて捏ね屋を訪れてから、 一週間は、経過しただろうか。 再び、眠れない夜がやってきた。 ちょうど、タイミング良く、 次の日は、仕事が休みだった。 今夜は、お店の中をじっくり見ることが できそうだ。 漆黒の海のような時間に、 捏ね屋

      • 不思議な街歩きシリーズ 『夜の捏ね屋と心のレシピ』 こねこね編

        構って、寂しい。 人恋しくて、誰かの側にいたい。 誰かと他愛もない話がしたい。 でもそれだけは、恥ずかしいから 絶対誰にも言えないよ。 そんな想いが、日に日に積み重なっていく。 また、夜、眠れない。 夜の方が、調子が良いんだよという夜型タイプの人 作業を見るのが好き!という人は意外といるかもしれない。 そんな人々が自然に集えるお店があったら、楽しい気がするけど… ここ不思議町一丁目には、 嘘みたいだが、 そんな夢のようなお店があった! ある夜のこと、青い海のような

        • 眠る前の物語(お天気シリーズ)『晴れ』の物語

          空が晴れていると、炭酸水がしゅわっと弾けるように、心はどこまでもどこまでも高く遠くへ、今なら何でも出来てしまうと錯覚してしまう。 だって、洗濯物は綺麗に乾いて、お布団を干せば、ふかふかに。 そして、お日様は、あったかくて、 気持ち良くて。 これ以上の無敵ってある? 晴れている。 ただ、それだけで 私の世界は、いつもの何倍も輝く。 晴れた日 それは、止めどなく、弾ける笑顔に溢れる日。

        • 固定された記事

        自己紹介 初めてのnote

        • 不思議な街歩きシリーズ 『夜の捏ね屋と心のレシピ』 寧ろ、飲み物を持ち込んでください!?編

        • 不思議な街歩きシリーズ 『夜の捏ね屋と心のレシピ』 こねこね編

        • 眠る前の物語(お天気シリーズ)『晴れ』の物語

          『白』の物語

          ふぅ〜。 何もかも上手くいかなかった。 それどころか、裏切りにもあって 全てを失ったと絶望した日。 もう、何もしたくない。 それなのに、家に帰ると 毎日のルーティンのご飯と味噌汁だけは、用意してしまう。 全てを失ったけれど、 炊き立てのご飯といつものお味噌汁は 今日もある。 不確かな現実の中で、 それだけは、確かな事実。 ほかほかの湯気の向こう、 少し、元気が湧いてきた。

          『白』の物語

          眠る前の物語(お天気シリーズ)『雪』の物語

          今年はいつ、会えるだろうか? 毎年、心待ちにしている。 とても寒い日のさらに寒い日、家の中を暖めているのに、何だか冷えると感じる日、それは、突然やってくる。 「雪」 静かに、静かに空から降ってくる、 とても真っ白な古くからの友人。 子どもの頃の私は、寒くなるとすぐ風邪を引き、熱を出して、学校を休み、窓の外の雪をずっと眺めていた。その時からの付き合いだ。 眠れない夜に再会した日は、朝まで外を眺めて古い友人と会話している。 長話はもちろん、時折、訪れる長い静寂も心地良く

          眠る前の物語(お天気シリーズ)『雪』の物語

          眠る前の物語(お天気シリーズ)『雨の物語』

          最近、僕はこのカフェの常連になりつつあるようで、オーナーから、このカフェには、雨の日に訪れる女性のお客さんがいることを、教えてもらった。 マスターの話を聞いて、僕もその女性のことが、段々、気になってきた。 僕は、このカフェには、天気に関係なく来るけれど、僕も雨の日は、大好きだったから。 「雨が大好き」が確定しそうな、彼女と雨のことを少し話してみたくて、彼女と何の接点もない僕だけど、 急に話しかけて嫌われるかも しれないけれど‥ いつも、ただ待っているだけの僕だったけれ

          眠る前の物語(お天気シリーズ)『雨の物語』

          【コメディショート】 月明かりの下で踊るゾンビ

          「しっ!さっきから、俺達、誰かにつけられてないか?」 パーティの盗賊のロイが、仲間達に小声で言った。 「それ、私も思ってた」と回復役のエマ。 「やはりそうだったか」とリーダーで戦士のアシュリー。 どこか遠くを見ている魔法使いのユーシス。 一行は、追手に気付かないふりをしながら、森の中を歩き続けた。 すると、段々独特な臭いを放つ存在が、微妙なスピードで背後から 近付いてくる感覚があった。 全員が緊張している中、魔法使いのユーシスは、ぽつりと「ゾンビ」と言った。 そう、パ

          【コメディショート】 月明かりの下で踊るゾンビ

          眠る前の物語(お天気シリーズ)『曇り空の物語』

          私は、お天気の中で曇り空が一番好き。 雨が降りそうで降らない。 晴れそうで晴れなくて、すっきりしない。 そんな、曇り空は 優柔不断な私にそっくりで。 今もそう。 私は、ランチのメニューを見て、何のパスタにしようか、迷っている。 目の前にいる友達と同じメニューにしようか?いや、いつものたらこスパゲティにしようか? あー、全部おいしそう。 何気なく、窓の外を見てみると やっぱり曇り空。 一緒だね。 あとね、曇り空が好きなのにはもう一つ理由があって、 曇り空には明日の楽

          眠る前の物語(お天気シリーズ)『曇り空の物語』