海景(みかげ)|ユースワーカーとコーチと取材ライターをやっている人

ビズリーチで新卒採用担当→LITALICOで教室長→カタリバ×コーチング×取材ライターのパラレルキャリア|「全ての人の個性が尊重され、生きやすい世の中を創る事」を目指して日々活動中|LGBT×HSP|

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LGBTQ当事者の僕たちが想いを発信することが、当事者じゃない人との分断を生んでしまっているのかもしれないというお話

僕がLGBTQ当事者だということを話すと、自分の発言によって僕が嫌な気持ちにならないか、当事者以外のみんなは気を遣ってくれることが多い。 「気遣いをしてくれるの、嬉しいな〜」と思う一方で、「そんな気を遣わずに、もっとフランクでいてくれてもいいのに」や、「必要以上に気を遣わせてしまっているな」と感じてしまうこともある。 「なんでそんな"はれもの"のように扱うねん!」ということを言いたいわけでは全くなく、僕ら当事者が「自分たちがこんなしんどい思いをしたから、世の中こうならない

    • 2022年9月の備忘録

      ①自分が感じたネガティブな気持ちを隠さず伝え始める 7月の振り返りで、「できない自分を見せたり、建設的な批判を伝えたい」ということを書いた。あれから2ヶ月、少しずつではあるがそれができるようになったと感じている。 自分が傷付いたり悲しい感情を持ったとき、それを伝えると「自分は弱い人間と思われるのではないか」という抵抗から、極力見せないようにしていたが、変化が見られた。長らく大きな抵抗があったので、純粋に嬉しいなあ。 これからも「怒り、悲しみなどネガティブな感情も含めて自

      • 2022年8月の備忘録

        ①父親との関係が少しずつ暖かくなってきた 僕は父親とあまり関係がうまくいっていなかった。彼はザ・昭和気質の父親タイプで高圧的な言動も多かったので、とにかく怒らせないよう気を遣っていたし、そうしている自分にも疲れて、気づけば父親と口を利かないようにしていた。 そうすることで一時的には安心を得ることができていたが、「この関係のまま父親がいなくなれば、自分は後悔するんだろうな」というモヤモヤも同時にあった。 向き合うことに強い抵抗もあったが、なんとか改善したい気持ちもあったの

        • 2022年7月の備忘録

          ①細々と場作りの機会にチャレンジ 5月の振り返りで、LGBTQ当事者で周囲に本当の自分をさらけ出せず、悩んでいる人たちのためにカミングアウトができるサポートをやっていくということを書いた。一丁前に宣言したが、実は今はそんなに取り組んでいない笑。 カミングアウトサポートはもちろんやりたいことではある。一方で、自分の人生を振り返ってみると、自分が変われたときはいつも仲間やコミュニティの存在があったことに気づいた。なので、1対1でコーチングを提供するより、「安心安全が担保されつ

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        • 振り返りログ
          6本
        • コーチング
          1本
        • 取材ポートフォリオ
          2本

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          2022年6月の備忘録

          ①自分のキャリアの歩み方を絶賛模索中 5月の振り返りで自分のやりたいことを再構築していると綴った。6月も引き続き向き合っていて、少しずつ方向性は見えてきた。一方で「方向性が見えたとて、数年後もその方向性に納得できているのか」という問いが生まれた。 大学を卒業してから、色々な仕事や会社を経験してきた。当時はどれも自分に合っていると思い、取り組めた。だが数年経つと、大抵「本当にこれが自分のやりたかったことなのか?」「自分の課題感と近い仕事は別にある気がする」といった気持ちが生

          「1票入れたところで何も変わらないんじゃないか」と葛藤しながらも、僕が投票する理由

          「投票した方がいいんだろうけど、めんどくさいな、、」 投票するときに、毎回こんな気持ちになる。 特に「LGBTQ当事者が生きやすくなるような政治」という観点から考えたときは、余計モヤモヤしてしまう。 全国でパートナーシップ制度が続々とつくられ、多くの企業でLGBTQ研修が取り入れられるなど、ダイバーシティに関する取り組みは着実に進んでいる。周りを見ても、LGBTQに対して理解を示す人は増えているように感じる。 でも同性婚はまだできないし、男性同士のカップルで子供を持つことは

          「1票入れたところで何も変わらないんじゃないか」と葛藤しながらも、僕が投票する理由

          2022年5月の備忘録

          5月も終わり、いよいよ2022年も折り返しに差し掛かろうとしている。5月はいつもより忙しかった感覚だったが、その中でも印象的だった出来事をいくつか残しておく。 ①自分のやりたいことを再構築し、少しずつ形に 現在不登校支援、コーチ活動、取材ライター活動をやっていて、日々充実しているのだが、「これらは自分の中で本当にやりたいことなのか?」という問いが生まれ、内省を繰り返してきた。 内省通して、「今自分がやっていることは楽しいし、向いている仕事だと思うけど、より課題意識を感じ

          2022年4月の備忘録

          あっという間に今年も3分の1が過ぎた。ただ日々を一生懸命に過ごしているだけでも、年末がすぐに来そうなスピード感。より毎日を積み重ねて生きることができるように、4月の印象的だった出来事を記録していく。 ①NPOで働き始めて約1年が経ちました 昨年の6月からNPOカタリバのアダチベースという、足立区の不登校生徒や生活困難家庭にある中高生を支援する拠点で働いている。入職して約1年が経とうとしており、僕より後に入ってくる職員も増えたので、自分が引っ張ることも任されるようになってきた

          2022年3月の備忘録

          4月半ばで少し今更感があるけど、3月に起きた印象的な出来事や気づきを備忘録として残しておく。 ①ラジオで「自己開示」について話したよ誰しも自己開示に抵抗を感じる時があると思うが、その抵抗をどうやって扱うかについて取り上げた。僕は新卒1年目〜2年目のとき、自己肯定感が低いこともあり、鎧を何重にも着て全く自己開示しなかった。だが、それだと精神に限界が来てしまったので、「自分らしくいよう」と自己開示の幅を広げると、生きやすくなった。このように、自己開示を控えていてもなんとかなるう

          コーチングがもっと広まるためには?について考えてみた

          こんにちは! 今回の記事はりょっちさん主催のアドベントカレンダーコーチングver.に参加し掲載するものになります。お題は、「コーチングがもっと広まるためには?」にしてみました。実は今、同じコミュニティに所属しているコーチ仲間と定期的にラジオ配信をしているのですが、そこでも話題になったテーマです。 近年、「コーチングを仕事としてやりたい!」という人は増えている一方で、「コーチングを受けるとどんな良いことがあるの?」だったり、「コーチングってお金払ってまで受ける必要あるの?」と

          コーチングがもっと広まるためには?について考えてみた

          人生に対する漠然とした不安から、こうしたい!という気持ちが湧き起こった話【セッションレビュー①】

          コーチングをやると宣言して数ヶ月経ちましたが、ありがたい事に色々な方とセッションをさせて頂くようになりました。中には有償でもセッションをしていますが、まだまだコーチングを通して何が得られるのかイメージが湧きづらい方もいらっしゃると思うので、今日はセッションの一部を紹介していこうと思います。 ※セッションは基本的に守秘義務ですが、クライアントさんの許可を今回は特別に頂いています。 扱ったテーマ今回はキャリアとライフスタイル両方の内容でした。簡単に中身のご紹介。 30代これか

          人生に対する漠然とした不安から、こうしたい!という気持ちが湧き起こった話【セッションレビュー①】

          「自分の直感を信じ、コロナ禍でのデンマーク留学を決断」大城美空さんインタビュー

          現在、デンマークの成人教育機関「フォルケホイスコーレ」で、ヒューマニティやSDGsをはじめとする多種多様な分野を勉強されている大城美空さん。教科学習に囚われない学びの場を創ることを大切に様々な活動をされているが、なぜそのような分野に興味を持ったのか、またコロナ禍でなぜ留学を決断されたのか、その背景を取材した。 転機となった大学のゼミ大学入学まではやりたいことが明確にあったわけではなく、偏差値や潰しが効くという観点で大学選びをした。学部は直感的に面白そうと感じたマーケティング

          「自分の直感を信じ、コロナ禍でのデンマーク留学を決断」大城美空さんインタビュー

          「どんな自分でも受け入れ、褒めてあげることが幸せに繋がる」 長野誠さんインタビュー

          「世界をもっと、やさしくする」を理念に活動する、株式会社Dully代表取締役の長野誠さん。社会人5年目にして起業されているが、その道のりは、様々な困難や葛藤があったという。一体どのような葛藤があり、今の価値観に結び付いたのか。その経緯を取材した。 社会人3年目。自分のやりたいことを追い求め、WeWorkに転職 誠さんは新卒で人材系企業に就職し、企業の採用支援を担当していた。その中で、採用に成功して、法人の売り上げが延びることと、はたらく個人の幸福度が必ずしもイコールに繋が

          「どんな自分でも受け入れ、褒めてあげることが幸せに繋がる」 長野誠さんインタビュー

          みかげ、コーチングを本格的に始めたってよ。

          こんにちは!みかげです。 パラレルワーカーの道を歩み出して、早1ヶ月経ちました。今のところ順調です。自由度が高いので、今日何をどのタイミングでやるかを、自分の裁量で決めることができるのが自分の性格に合っているんだと思います。もちろん、そこには責任も伴うので、これから悩む事もたくさん出てくると思うのですが。 日々、仕事、プライベート問わず、「こんなことやりたいなあ」が、沢山出てきています。なので、その中で、一つしかできないと枠を決めず、興味あることはなんでも挑戦できるよう、

          人生の幸福度を上げる為に大切な事〜こころの対話 25のルールを読んで〜

          人生の幸福度を上げるために大切な事って何だろう?? 僕は、この本を読んで、人と人が、適切なコミュニケーションを取り、それが安心感に繋がって、人生の幸福度を向上させるのだろうと感じた。今回は、この本を読んで、主観ではあるが、大切だなと感じた事をいくつか抜粋して記載していく。 現代のコミュニケーションの現状まず、著者の伊藤さんは、現代においてコミュニケーションの大半が、キャッチボールがなされておらず、それ故に孤独や無気力状態を感じさせていると述べている。人は、「自分の話をちゃ

          人生の幸福度を上げる為に大切な事〜こころの対話 25のルールを読んで〜

          幸せは、比べられないし、その人にしか得ることができない幸せってあるよね。

          「もし自分が重度の知的障害で、手術でそれが治るとしたら受けますか?」 先日、「アルジャーノンに花束を」を語り合う読書会で、こんな話題が出た。 今日は、その「アルジャーノンに花束を」と、「マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう」の2冊の本を読んで、感じたことを書いていく。 アルジャーノンに花束のあらすじをざっと書いておく。主人公のチャーリィは、重度の知的障害を患っていたが、頭がよくなりたいという願いを叶えるために、手術を受け、IQ68→185になった。彼の願い

          幸せは、比べられないし、その人にしか得ることができない幸せってあるよね。