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ジャッジし合う子どもたち

娘が日本の幼稚園に通い始めてはや3か月。絶賛行き渋り中。

GW明け以降、嫌だ嫌だと言いながらもなんとか頑張って通っていたのだが、先週末ついに行きたくない気持ちが大爆発。号泣して「もうあの幼稚園には行かない!辞める!」と言い出し、初めて欠席した。

親としてはその気持ちに寄り添いたい一方で、「一回休んだらまた休むって絶対いうやん…」「今日の予定どうすんのよ…」と渋りに渋っていたのだが、嫌がり方が尋常じゃなかったので、月曜日、決心して休ませた。

案の定、火曜日も休んだよね。
開き直ってふたりでレゴランド行きました(死ぬほど空いてた)。

娘の話をじっと聴いていると、おそらくだけど「何でも早くやらないと怒られるからイヤ」ということらしい(たぶん実際は誰も「怒って」はいないのだけど、みんなが同じことを同じペースでできるように厳しめに指導する方針ではある模様)。

幼稚園ってめちゃくちゃ忙しいのね。やることいっぱい。子どもたちは常に急かされ、幼稚園ごっこで娘が先生役をやると「早く早く」「急いで!」「ほら、みんなもう食べ終わってるよ!」…そんなセリフばっかりいう。

当然まわりの子どもたちは、プレからもう何年も同じ幼稚園に通い、いろんなことができるし、慣れてる。先生の指示や、こういうときはこうする、これはやっちゃだめ、この遊びはここで、、、いろーーーんなルールを知ってる中、何も知らない娘にとっては、「私だけできない」「恥ずかしい」という気持ちになってるみたい。

5歳娘、「みんな一緒」に染まるでも書いたのだけど、娘は絶賛「みんな一緒=正解」思考になっている。

自分はこれがやりたい、これが好き。それを貫こうとすると、「いまはその時間じゃない」と先生ではなく、子どもたちに言われる世界。一斉保育で、指示されたことはできるようになるかもしれないけれど、子どもたちそれぞれの関心事や好きを伸ばすのってちょっと難しい環境なのかもしれないな。

実際、子どもたちの様子を見ていると、まあまあ他人に対して、「●●しちゃダメなんだよ」という場面に出くわすことが多くて驚く。こんな小さいうちからジャッジメンタルになっちゃうの??と。そんなときに読んだ、こちらの記事でジェーン・スーさんが納得のひとことを言ってくれてました。

自分に芯があって、自分で責任を負って何かを決めるということをせずに、いろんなことに対してジャッジメンタルなっていると、なかなか、幸せを味わうことができないように思う。

スーさんは子どもたちの話をしていたわけではないのだけど、子どもにも通ずるな、と思った。

「こうでなければ」という●●せねば思考に囚われて、自分で枠を作ってしまう。まさに私もそうだったのだけれど(いや、今もまだそうかな)、その思考は子どものころにすでに構築されていたのだな、と娘を見ていて思う。

私ができることは、いろんな価値観がある、みんな正解、ジャッジしない、あなたはあなたの思うように生きたらいいということを自分自身が実行し、見せていくことだけなのかもしれない。

さて、どうする娘よ!

今月からインターナショナルスクールの土曜日クラスにも通い始めた彼女。めっっちゃくちゃ楽しいらしいです。毎日そっちに行きたいと訴えかけてきます。ああ、この人は本当に海外で育った子どもなんだな、と思ったよ。それがいい、悪い、ではなく。

さて、どうする私よ!



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