「四方(よも)参り」で楽しむ京都の節分〜吉田神社・八坂神社・壬生寺・北野天満宮
ちょっと早めに、節分の四方(よも)参り。
京都御所の鬼門を護る4つの寺社を順番にお参りし、邪気を祓うという、千年前から続く風習です。
まずは、最初に鬼が現れる北東の吉田神社。
節分祭がひらかれているので、参道には出店が並び、境内は大にぎわいです。
「疫神斎」のお札と、抽選券のついた福豆を分けていただきました。
吉田神社を追われた鬼が2番目に逃げ込むのは、南東の八坂神社です。
3年ぶりに芸妓さんや舞妓さんによる豆まきが行われるとのこと、こちらも大賑わい。
空くじなしの福引券がついた福豆と、節分のお札、神さまとご縁を結んだしるしの御朱印も分けていただきました。
お昼ごはんは祇園・松葉のにしんそば。
八坂神社から逃げ出した鬼が3番目にあらわれるのは、南西の壬生寺。新撰組ゆか
りのお寺です。
参拝中、ちょうど山伏の大護摩祈祷を拝見することができました。
素焼きのお皿(ほうらく)に家族の性別と名前を書き、お寺に奉納。
おやつは参道で焼きたての金つばをいただきます。
四方参りの締めくくりは、最後に鬼が逃げ込む北西の北野天満宮です。
鬼はここで祓われて、天門へ追い込まれるのだそう。
境内では梅の花がひらきはじめ、甘い香りがただよっています。
4つの寺社、それぞれの節分祭のようすを見ることができて、とても楽しい街歩きでした。
明日は節分当日。家族で豆まきをして、福をたくさん招きたいと思います。
読んでいただきありがとうございます! ほっとひと息つけるお茶のような文章を目指しています。 よかったら、またお越しくださいね。