また来年も、ここで会えたら。
早いもので、東京に来て1年が過ぎた。
大阪よりもほんの少し肌寒く感じたここ、東京。
今年は昨年とは違って、あたたかい日々が続く。
週末のおでかけに励み、いろんな”新しい”を体験した1年間。一周まわって、”もう一度行きたい”に戻りつつある今日この頃。
秋、といえば、紅葉。
紅葉といえば…昭和記念公園!
1年ぶりにお散歩してきました。
引越してきたばかりの頃は、電車に揺られて、とっても遠いところまで来たような気がしたけれど、ここはちょっとした郊外。
ほぼ都内とも言える立地。近くにこんな広大な公園があったのだねえ。
みどりの文化ゾーン(無料区域)だけでも、充分すぎる広さ。
ご近所の方は犬の散歩やランニングコースとしても重宝しそう。お天気のいい日はお弁当を持って、お気に入りの本をお供に、ふらりと立ち寄りたい場所。
イチョウたちの、おしゃべり声が聞こえてくる。
昨年は一足お先のタイミングでやってきたので、ここまでダイナミックな印象は受けなかった。五分咲き感がこれから始まる新生活と重なって、なんだかワクワクしたんだよねえ。
ふわ~と、ため息が出る美しさ。
見事な色づきっぷりに思わずくらくら。
見惚れて上ばかり見ていると、うっかり何かを踏みがちなこの季節。ぷーんと香るこの存在感。
そうそう、匂いの正体。
銀杏さん。
この空気もお愛嬌なのだよなあと言いつつ、足元を気にしながら進む。
…
ここここ。
去年もここでランチをした、思い出の特等席。
焼き鮭のおにぎりとスープをいただく。
なんてことない、平日と同じごはんのメニュー。
だけど、外で食べるおにぎりは、ひと味違う。
なんでこんなに美味しいんだろう…
🍙🍙
外で読書。至福のお時間。
夫はごろりとお昼寝。前日、必死になってビニールシートを探し求めていたのはこのためだったのか。日差しが当たり過ぎてもはや暑いというありがたさ。
ゆっくりを堪能したら、先に進む。
「ここ去年も通ったね」
「いや、通ってないよ」
そんなたわいもない会話を繰り広げながら、広大な公園をかき分けていく。(夫曰く、去年通ってない道を選んで歩いていたのだそう。そうなの??)
「疲れた…」
「え!私まだまだいけるで!」
どうやら歩く筋力は妻の方が優っているらしい。仕事の体力は圧倒的に夫の方が上なのだけれど。大人になって、体力にも種類があるのだな、と知った。
気合いだけじゃ乗り切れない年頃になってきたからこそ、自分のメカニズムは把握しておきたいものだ。
「また来年も来れるかな」
「来れるかもしれんね」
「わからんね」
「わからん」
去年に続いて今年もこの地の秋を楽しめたから、来年も…とついつい欲が出てきてしまう。
転勤族のわたしたち。来年どこにいるかなんて、そんなこと誰にもわからない。同じようにここで秋を過ごしているかもしれないし、また大阪に戻るのかも。それとも全く別の場所に、いるのかもしれない。
不安はない。夫と一緒なら、どこにいてもきっと楽しいだろうなと思うから。ふらふらと秋を過ごして、「いい時間を過ごせたね」と言い合う。
そんな未来が、待ち遠しい。
・
(おまけ)
昭和記念公園近くに、大好きなIKEAがあります✌️
ふらりと立ち寄りたくなる魅力が、あるんだよなあ(なにも買わないのにね)。
帰宅後。
🙍♀️「え!足がしんどいよ!」
👨💻「まだまだいけるって言ってたやん」
体力の限界とやらは、どうやら後からやってくるようです…