専業主婦の働き方③ お弁当編
ー「あなたの好きな食べ物はなんですか?」
私は高校生の頃から、お弁当を作り続けている。
いわゆるベテランってやつだ。
私の両親は共働きで、お弁当は必要であれば各自用意するが暗黙の了解になっていた。
母は仕事で忙しかったし、たまに作る母のお弁当が、大きな声では言えないが、、本当に苦手で、可能な限り自分で作りたかったのが本音だ。
(お弁当箱を開けたら、おばあちゃんが何年漬けたか分からない異臭を放つ漬物が入っていた時の恐怖をあなたはご存知だろうか、、)
会社に勤め出した頃、お弁当を毎日作るのが負担に感じることもあった。
昼、夜の献立を考えながら、買い物をし、家に帰って仕込みをする。それが料理の醍醐味でもあるのだけど、働き盛りの自分には、献立を組み立てる頭のスペースが空いてなく、パンク寸前だった。
料理をしたい、けどできない。いつの間にかお弁当作りがストレスに変わった。
そこで私は割り切ることにした。
「好きなものだけ、お弁当に入れること」を。
私は、鮭弁当。
副菜は、きんぴらゴボウがきんぴらレンコンに変わったり、煮卵とほうれん草の胡麻和えを添えたり。明確なルールはつくらないが、なんとなくルール化したことで、毎日続けることができた。
鮭が高いなって日もあるんだけど、一番美味しそうな鮭を買う。それをお弁当に入れると、お昼の時間がとっても楽しみになるし、鮭が輝いて見える。愛情を持って、鮭を詰めるので、同僚から私のお弁当が美味しそうだと言ってもらえたことも多かった。
夫の場合は、豚汁と梅干しのおにぎり。
そんな簡単なもので良いのかと聞いたが、これが良いのだという。
忙しくお昼を取りそびれることもある夫は、スープとおにぎりならひょいひょいと食べられるのだそう。
2ヶ月半ほどほぼ同じメニューを平日食べているが、有難いことにまだまだ飽きそうにないとのこと。
私は毎日豚汁は飽きるかなあ。笑
好きなものであれば、作ることすら嬉しくなるし、一石二鳥。
副菜や夜ご飯で調整しながら、一日単位でバランスを調整する。
お手軽に贅沢して毎日を過ごせるので、
おすすめです♪