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変人の変人による変人のための逆張りレビュー

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たぶん平均的、一般的視点とはかけ離れているであろう変人の自分による他者作品のレビュー
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映画「ルックバック」の感想で今までで一番共感したレビュー

を読みました。
こちらです。

どこに共感したのか、というと

予備知識なし(原作者の漫画もひとつも読んだことなかったし、そもそも名前も知らなかった)なとこ

SNS(↑の方はX、私はnote)でのネタバレなし感想をチラ見して見に行こうと思ったこと

鑑賞中「いつこの2人の関係が破局を迎えるか」ばかり気にしていたこと

クライマックス辺りで藤野の躓きがあるのではないかと予想していたこと

「まだよ

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シニカル・トポロジー・(One)アワー〜考察:映画「ルックバック」藤野は犯人を生み出したのか?

またしても映画「ルックバック」である。
今回はレビューではなく考察である。
ちょっとショッキングなタイトルをつけてしまったかもしれない。
しかし映画本編も観た方はご存知の通り
SF的またはサイコロジカルな仕掛けがある
ので、お許しいただきたいと思う。

「はじめにシニックありき。」映画「ルックバック」の感想を広く浅く眺めてみると、だいたい「2人の友情」「クリエイターに刺さる」「なぜ描き続けるのか(

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映画「ルックバック」藤野の「私のせいだ」は感動ポイントなのか(超辛口レビュー)

先日2回目の鑑賞をしたのでまたもや映画「ルックバック」について。
初回鑑賞時に書きかけてた文章に手を加えて掲載。
前回掲載まで至らなかったのは超辛口レビューだったから。
でも手を加えてもやっぱり超辛口だったので諦めて超辛口のまま掲載することにした。
ので辛口苦手な人は回れ右をお勧めします。
以下は超辛口でも耐えられる人だけお読みください。

で、表題通りなんですが、藤野の「私のせいだ」はおそらく一

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相方がぼろぼろ泣いた映画「ルックバック」、泣かなかった自分は実は

とはいっても良い話だし完成度高いし多くの方が感動で泣くのはよくわかる。
私の特殊事情が泣きを許さなかっただけである。

このnoteを書こうと思ったのは以下のnoteを拝読したからである。

どちらも私は納得できるnoteでした。

そして私が泣かなかったのは、私が藤野ではなく京本の立場だったからである。
その上私に絡んだのは藤野のような才能があり京本の才能を認める素直さを持った漫画家や絵師の卵で

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予備知識なく映画「ルックバック」を見て感心した演出の話

映画の「ルックバック」を見た。
noteでその名前が降り始めの雨のようにポツリ、ポツリと目につき始め、そのうち私へのおすすめnoteに五月雨のようにさらそらしとしととよく目にするようになった。
それで、相方にも上記の旨を伝えて、見に行くことにしたのだった。

結果、見に行って大変よかったと思う。
この作品への深い考察や、黒歴史を持つ自分を含めたオタクにいかに刺さる作品なのかはおそらく語り尽くされて

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「有限世界のアインソフ」3巻読んだ!ので感想をば。

「有限世界のアインソフ」3巻読んだ!ので感想をば。

ええと、昨今のあれこれでなかなかnoteを書けなかったのです。
さすがに精神的にキてしまったので…。
古い下書きも温めたまんままだ置いてある…。

んだけど、そんな中先日「有限世界のアインソフ」3巻が発売されました。

以前ものすごくエラソーな「誰目線か!?」と問われそうなくらいのウエメセで1、2巻のレビュー書いたんですよね。
しかもいつもの下書きなしの一発描きで荒くたいアインちゃんの絵も添えて。

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えっこれ打ち切りなの!と思った漫画の話

えっこれ打ち切りなの!と思った漫画の話

こんな新進漫画家の方のnoteに出会いまして。

漫画月刊誌の裏側が垣間見えて、こう言ってはこの漫画家の方には非常に申し訳ないのですが、興味深く読みました。
そして何より、この漫画家の方のフラットなスタンスに好感を持ちました。
こんな風にフラットでいられる人、少ないですよ。

上記のnoteには、無料で読める前作の読み切りへのリンクも貼ってありましたので勿論読んでみました。
おっ、かわいい絵です。

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