3週間続ければ一生が変わる
3週間続ければ一生が変わる
あなたを変える101の英知 著 ロビン・シャーマ
3週間経てば、今年が終わってしまう。
焦っている。
ただ、時間の流れに任せて過ごす日々。
やりたいことリストを並べても、追いつかない。
映画を観たい。読みたい本が溜まっている。
近所の喫茶店にはまだ行けずじまいだし、甥っ子のクリスマスプレゼントも買いに行きたい。
いらない服は処分したいし、大掃除なんぞは31日にとりかかるものではないので(終わる気がしない)休日を使ってこつこつ進めなくてはいけない。
多忙が故とは違く、自分のスケジュールの組み方や時間の使い方に問題がある。
無駄なものが好き。
ポストカードを壁にペタペタ貼ったり、サンダルを履くわけでもない冬にペディキュアを塗ったり。
しかし、時間の無駄ほど、可愛げのないものはない。
時間を有意義に使い、2022年をなるべく悔いの残らないように生きるには、どうしたらよいだろう。
漠然と『何かやらなきゃ』と焦りを感じる私は、一冊の本を読み返すことにした。
『何かやらなきゃ』の先を考える力があるうちは、未来が明るい。
こんな、ポジティブかつ温かい一文で、この作品は始まる。
ここから先は、101の英知からさらに個人的に大事だと思った点を(全部大事だけど)ピックアップしていきます。
『時間の無駄づかい』から有効活用へ
①ベッド横たわって眠ろうとしているとき、1日の活動を頭の中で再現しないこと
②午後8時を過ぎたら食べないこと
③寝る前にニュースを見ないこと
④ベッドのなかで本を読まないこと
②は仕事の終業時間によって、厳しい面があるが、他は今からでも実現できる。
特に、④は本をスマホに置きかえて考えると、わかりやすい。
ベッドにスマホは持ち込まない。
『スマホ脳』にも記載があったが、ブルーライトを浴びることは心身ともに悪影響だという。
問題をリストアップする
すごく背中を押される。その上、事実だとも思う。
不安というものは、今後が見えないから起こる感情である。
漠然と心配だ、という現状が、またさらに不安を煽る。
問題事を紙に書いたり、スマホのメモ機能に残したりすることで、解決にぐっと近づく。
何が不安なのか、炙り出す作業は、問題に直面するから怖いだろうか。
しかし、ここを乗り越える作業こそが重要なのだ。
人を許して重荷をおろす
憎い人はいつまで経っても憎いし、二度と会いたくないし、痛い目に遭えばいいとすら思う。(急にひん曲がったこと言うじゃんね、でも実際そうなのです。私は決して仏ではない。世の平均を仏とすると)
しかし、自分を傷つけた人間を許すことで、自分を助けてくれた人や優しくしてくれた人に、時間を費やすことができる。
私は嫌な思い出はひたすら思い出す。
自ら起こした過ちも、理不尽な言動で傷つけられたことも。
許してあげたい。今年も終わるわけだから。
自分を大切にしてくれる人のために。
つねに本を持ち歩く
恋人の釣りに付き添いで行ったとき、釣りなど初めてかつ全く魚が寄ってこない現状で、案の定私は暇を持て遊んだ。
そこで役に立ったのが、一冊の本だった。
日本全国のドライブインを巡った方の旅記録であり、心地よい潮風を浴びながら、夢中で読み進めた。
恋人には悪いが(それ以降釣りに呼ばれることはなくなった。そりゃそうだ!)海岸で読書という行為は有意義で、カフェや部屋とも違う開放感も非日常感があった。
それ以来、出かける時は本を持ち歩くようにしている。
いつどこで、暇になるか、予定がキャンセルになるか分からないし、普段と違う場所での読書の楽しさを覚えてしまったし。
相手を理解し、大切にし、尊敬する
聞き上手になることが重要なのだ。
自分の話を聞いてもらえると、満たされた思いになる。
そして、相手を信頼しようという気持ちになる。
では、聞き上手になるには、どのようにしたらよいのだろうか。
相手の話を遮らない
メモをとる
『念のためにお聞きしますが、〜ということでよろしいですか?』と聞き、反芻する
聞き上手になり、相手を深く理解したい。
理解されたい。わかり合いたい。
1日を一生とみなす
たかが1日、と考えてしまうが、この1日があるおかげで、仕事ができ、その仕事で給料がもらえる。
1日休みであれば、掃除ができる。
掃除をすれば、部屋にいるのが楽しくなる。
心地よい部屋だと、読書やnote投稿などに没頭できる。
1日を大切に生きる人。
私の目指すところだ。
今を一生の一部と思えば、おのずとやるべきことが見えてくるだろう。
最後に、本作で印象に残った一文を。
今年、残り3週間。
なりたい人になるのだ。
来年からと言わずに、今日からでも。
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