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もしもつみたてNISAに『論語と算盤』を加えたら?

この度は、数ある中からご覧頂き、誠にありがとうございます。


【まえがき】
この記事の内容

『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?

※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。


【つみたてNISAのご紹介】

100円からでも投資出来るつみたてNISA。

今回はこの自己啓発を加えてみましょう。


【加える自己啓発はこちら】

【つみたてNISAは『論語と算盤』の考えで投資しよう】

①論語と算盤とは?

経営学者ピーター・ドラッカーは著書「マネジメント課題、責任、実践」(ダイヤモンド社)で、こう述べている。

「プロフェッショナルとしてのマネジメントの必要性を世界で最初に理解したのが渋沢だった。明治期の日本の経済的な躍進は、渋沢の経営思想と行動力によるところが大きかった」

幕末に生まれ、日本郵船、東京電力、東京ガス、JRなど470社を設立した渋沢栄一は、「日本資本主義の父」と称された。当時の日本は世界の弱小国。そんな日本が発展した原動力は民間企業の成長だ。

本書はその中心にいた栄一のさまざまな講演の口述をまとめた一冊だ。本書は漢文調で書かれているため、さまざまな現代語訳がある。ここでは『現代語訳 論語と算盤』(守屋淳[訳]ちくま新書)を紹介したい。

資本主義の矛盾が露呈して行き詰まる現代に、栄一の言葉はヒントを与えてくれる。

訳者の守屋氏は、冒頭でこう述べている。

「彼は今から百年以上前に、『資本主義』や「実業』が内包していた問題点を見抜き、その中和剤をシステムのなかに織り込もうとした」

〜中略〜

栄一日く、論語は武士道、算盤は商人感覚だ。

両者は江戸時代までまったく別モノだった。武士は「お金儲けは卑しい」と夢み、商人は時代劇で悪代官に「お主も悪よのぅ」と言われてほくそ笑む越後屋のように金儲け第一で道徳は軽視した。

江戸時代の儒教教育は武士だけで、農民や商人は対象外だったのだ。

栄一は幼い頃から論語を学び、商人と武士の論理を理解した上で、こう考えた。

「武士道の道徳(論語)も商人の才覚(算盤)も素晴らしいが、それぞれ欠点もあり相矛盾する点もある。日本を発展させるにはお互いのよい点を学びあい、組み合わせる必要がある。和魂洋才ならぬ士魂商才だ」

引用:世界のエリートが学んでいる 教養書必読100冊を1冊にまとめてみた/出版社:KADOKAWA/著者:永井 孝尚

②お金を使って、社会全体を良くしていく

論語と算盤の原文
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個人の富は、すなわち国家の富である。

個人が富まんと欲するに非ずして、如何でか国家の富を得べき、国家を富まし自己も栄達せんと欲すればこそ、人々が、日夜勉励するのである。

その結果として貧富の懸隔を生ずるものとすれば、そは自然の成り行きであって、人間社会に免るべからざる約束とみて諦めるより外、仕方がない。

とはいえ、常にその間の関係を円満ならしめ、両者の調和を図ることに意を用うることは、識者の一日も欠くべからざる覚悟である。

引用:論語と算盤 (角川ソフィア文庫)/出版社:KADOKAWA/著者:渋沢栄一

現代語訳すると、こういった意味になる。
↓↓↓

資本主義は「資本の力で富を独占する」となりがちだ。栄一は合本主義で国を富ませ人々を幸せにしたいと考えた。

合本主義は資本主義と違う。

分散したお金は本来の力を出せない。お金を集めて、さまざまな事業への投資で国を豊かにし、利益を還元すれば人々も豊かになる。こうしてお金を働かせ、社会を豊かにするのが合本主義だ。この仕組みには近代的な民間銀行が必要なので、栄一は第一国立銀行(現みずほ銀行)を設立。

〜中略〜

資本主義に代わる思想が必要な現代こそ、「社会全体が豊かになること」を目指す渋沢栄一の合本主義は注目されるべきだろう。

引用:世界のエリートが学んでいる 教養書必読100冊を1冊にまとめてみた/出版社:KADOKAWA/著者:永井 孝尚

【恐らくこうなる】

俺は落ちこぼれだ。
ぞうきんもまともに絞れないダメな25歳清掃員。

しまいには借金まみれ。その額2000万。
嘘と偽りの現実から逃げるように酒やタバコ、ギャンブルの毎日を送っている。

8月の照りつける日差しが肌を焦がす日、日高屋で友達に勧められたつみたてNISAを始めることにした。

最初は「どうせこんなのやってもしょうがない」と馬鹿にしていた。

しかし、ものは試しと思い、鳥貴族で支払った代金のおつり100円を投資した。

次の日、ニトリの布団の中でiPhone SEを使い投資結果を見ると、100円増えていた。

投資先は、自分が好きなパチンコメーカーの株だった。

久しぶりに嬉しくなった。

そこから、よく行く飲食店、雑貨屋へと投資していき、みるみる資産額が増えていった。

通帳の見た目は変わらないのに、中身が厚くなっていく実感があった。

投資をしていくうちに『何故自分が借金まみれになったのか?』がよくわかった。

それは、自分のためだけにお金を使って、私腹を肥やすのに夢中で「他なんかどうでもいい」と思っていたからだ。

この世界は嘘と偽りで出来ているんじゃなく、愛と感謝に満ちていて、お金は愛と感謝のエネルギー。

だから、応援したい企業にお金を使うと、愛と感謝が大きくなって、お金が仲間を連れて返ってくるんだ。

つみたてNISAのおかげで、お金の仕組みがわかった。

ありがとう、ありがとう。

これが、投資の神様の最初の物語である。


🅿️お金は、愛と感謝の気持ちを込めて、人のため、社会のために使うと大きくなって自分に返ってきます。

それが一番お金が喜ぶ使い方です。

つみたてるのはお金だけじゃない。社会発展や愛や感謝もつみたてる。

もしもつみたてNISAに『論語と算盤』を加えたら、恐らくこうなる。

参考文献
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