【岩手】お雑煮にクルミ?カツオ菜?
2025年のお正月は、毎年恒例のお雑煮を食べ忘れてしまいました。
「あ~今年のお正月はお雑煮食べなかったなあ」と思っていた時にふと12月に岩手県の三陸地方に行ったときに地元の人と話したことを思い出しました。
立ち寄った地元のスーパーや道の駅に必ず並んでいた「殻付きくるみ」
九州の一部の地域では、殻付きクルミが手に入る場所もあるようですが、
殻を取っているのが一般的です。
地元の人と話していると
「子供のころは、ペンチみたいなものを持たされて、クルミを割るのが仕事だったな~」
「それ良くやった!やった!」
「クルミを割るのが固すぎてかなり大変な仕事だったな~」
なんていう会話が・・・
確かに、縄文時代からクルミが食べられている事は知っていましたが、そこまで身近なものだとは初めて知りました。
岩手のクルミだれ雑煮?
そこからお雑煮の話になりました。
煮干しで作った出汁のお雑煮に餅をくぐらせて取り出したお餅にクルミだれをかけて食べるのが岩手流なんだとか???
だから12月になると正月用品の売り場にクルミが売っているんですね。
お雑煮の出汁がしみ込んだお餅と甘いクルミで、あましょっぱいと想像するとこれは美味しいかも?
福岡のお雑煮にはカツオ菜?
年末になると必ずスーパーには縮れた葉が登場します。しかも結構大量に。
私自身は、高校卒業まで大分県に住んでいたのですが、大分ではお雑煮にカツオ菜を入れる習慣はありませんでした。
福岡に来て初めて見た野菜です。かつお菜を専門に栽培する農家さんもいるほどです。お正月がすぎると、静かにスーパーから消えていきます。
福岡では、ブリとカツオ菜を入れた雑煮を「博多雑煮」と呼びます。
もともとは、簡単に食べられるように具を竹串にさしてお雑煮の中に入れるスタイルが発祥だったようですが、今はあご出汁のお吸い物にブリやカツオ菜、丸もち、かまぼこなど具が沢山入った雑煮が主流になっているようです。
ちなみに義実家では、数十年前に父が餅を喉に詰まらせて救急車で運ばれたのがトラウマで一切餅を食べなくなり、正月に兄の前で「餅」を食べたり、見せることが我が家のご法度になっています。なので毎年「餅なし雑煮」です。
雑煮に関してこんなに調べたことがありませんでしたが、日本各地域で様々な食べ方があるようで興味深くなりました。
子供が必死にクルミを割り、お餅をつき、おじいちゃんおばあちゃんがクルミだれを作り、お母さんが出汁をとって・・・
そんなお雑煮を作って食べる姿を想像するとほっこりします。
岩手のクルミだれ雑煮、いつか食べてみたいです。
あ〜今晩の夕食は、食べ忘れた雑煮作ろうかな・・・
みなさんの地域ではどんなお雑煮を作っていますか?
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合同会社 みちたび 高山愛(たかやま あい)
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