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【V】日本と外国で、こんなにも違うカルシウム事情(ハロウィンのカボチャは何故デカい?)

もうすぐハロウィンですね。

今回のベジタスはそれにもちょこっと!関連することをお話します。

時節ネタ……とまではいきませんが、今回も意外なネタをご用意しておりますので、お付き合いください〜w。


今月は生体保有電子や自律神経のお話をしておりますが、それらに密接につながる栄養素といえば(何回も言っておりますがw)カルシウムです。

骨はカルシウムの「貯蔵庫」として、二次的な役割を持ちます。
カルシウムの本来の役割は、生命維持そのものなんですね。

今回はこのカルシウムを、「日本ならでは」の視点からお話していきましょう。




日本人のカルシウム不足は「風土病」

前回のベジタスでお伝えしました通り、
日本は火山国なのでそもそも、日本の国土はカルシウムが少ないのです。

岩だらけのあちこちで火山が噴火しているような原始の地球を想像していただければOKです。


今でこそだいぶ火山がおさまり、緑が多くたくさんの自然に囲まれる日本ですが、
大昔は「火の国」とも呼ばれていた通り、生き物がとうてい住めないような死の大地だったそうです。

そこから長い時間をかけ、細菌類やコケなどの原生植物が水と空気中の窒素などからさまざまな栄養素を作り出し、植物や微生物、虫、小動物などの死骸が堆積して「土」ができ、現在の日本の大地がようやく、出来上がったというわけです。
(このあたりの「大地の成長過程」は、ものすごく複雑で長くなるので端折ります。すみませんw)

だから、太古の昔から肥沃な大地だったヨーロッパ大陸等と比べると、
大地に含まれるカルシウムや窒素、リン、カリウムなどの栄養素の量が段違いに少ない。
それが日本です。

これは水や、そこで育つ植物、野菜にも大きく影響を与えています。


たとえば日本の水はだいたい「軟水」ですが、ヨーロッパの水はほぼ「硬水」ですね。
私はまだ行ったことがないんですが、ヨーロッパの国によっては蛇口をひねると「白い水」が出てくるそうです!

水道水がもはや、ミネラルウォーターなんですねw。
美味しいかどうかは今回度外視しておりますwが、カルシウム摂取という意味では羨ましい限りです。


また、あちらの野菜はサイズがこれまた段違いw。
まさにお化けみたいな大きさのカボチャとか、外国で見たことある方もいらっしゃるでしょう。

これも、カルシウムを始めとする大地の栄養素の違いなんです。

ハロウィンが外国のイベントというのもうなづけます。
最近は日本でもハロウィンやってますがせいぜい、ちっちゃなカボチャをランタンにして飾るくらい。

日本のカボチャを頭からかぶってお化けごっこ……なんて、とうていできませんねw!



日本人が編み出したカルシウムをムダ遣いしない方法

もうお分かりいただけたと思いますが、
諸外国では普段の食事で自然にカルシウムが摂れてしまいます。
ぶっちゃけ、日本人のように「カルシウム!カルシウム!」言わなくていいんですw。


だから外国人は身体が大きく育ちやすいですが、
対して日本人は身体が小さく、歳をとれば「腰が曲がり」ますね。

外国人に腰が曲がって杖をつく人はあまり見かけません。
ま、そういうことですw。

まあ、カルシウムだけが原因ではありませんが、
大いに関係しているとは言えます。


とはいえ、日本人のカルシウム不足は今に始まったことではないことも忘れてはなりません。

やたら「カルシウム摂れ摂れ!」言われるようになったのは、やはり戦後の頃からです。


また牛乳やらのお話になってしまうのでw、ここはまたまた端折りますが、
(今回端折りまくってるな……w)
そもそも昔の日本人には、少ないカルシウムで生きていく知恵がたくさん!あったのです

今回はそのひとつを、ご紹介します。


何回も申します通り、
カルシウムが足りないと生体保有電子、自律神経、血液や内臓などのはたらきに支障を来たします。

そこで、カルシウムが摂りにくい国に住んでいる先人たちは考えました。

「せや!摂れないんなら、ムダ遣いせなええやないか!」

だから何で微妙な関西弁?

実際は分かってやってたわけではなく、長い経験則からくる知識だったとは思いますwが、
ある方法を編み出したのです。


それが、

植物性発酵食品の数々

でした。


ピクルスなど、外国にも発酵食品はあるにはあるのですが、
日本のように漬け物はもちろん、味噌や醤油など調味料に至るまで発酵食品にしてしまっている国は少ないです。

前回お話しましたように、
私たちが食べ物を消化する際、必ず「消化酵素」が必要となります。
それを作る時に血液とカルシウムが消費されます。

ところが発酵食品はもともと、この「消化酵素」が大量に含まれた状態なんですね。
だから消化酵素を作る、つまりカルシウムの消費をスキップすることが可能なのです!

おう!画期的w!


あと、「植物性」というのも大切で、動物性のものと違って体内で腐敗しにくいのもミソです。
味噌だけにw
(そーいうのを、やめい!)


最近ベジタスの勉強のためいろんな資料をひっくり返しますwが、改めて思います。

先人の生活の知恵って、恐れ入るものばかりです。



カルシウムについても、日本人なら「少摂取・少消費」がオススメ

少し乱暴な言い方ですが、外国のカルシウム理論は

「たくさん摂れるんだから、たくさん消費してもいいんだ!」

……と言えます。

だから膨大なカルシウムを浪費する、
あれだけのカロリーや白砂糖などの糖類や脂肪を摂取してもいいんです。
(それでも近年の諸外国の健康被害はすごいですがw)


風土・環境がまったく違うのに、食文化だけを外国と同じようにしてしまったのが、何よりの間違いなんですね。
(ここはあえて、「間違い」と言わせていただきたいw!)


まず、摂れないものを無理に摂ろうとしないこと。
これは自然に反します。明ら目(アキラメ)ましょう。

ここだけは常識と真反対のことを言いますが、
日本人はカルシウムを積極的に摂らなくてもいいです

無理に摂ろうとすると、あべこべに身体を害する「似て非なるもの」を大量摂取してしまいかねません。
牛乳が良い見本ですね。
(牛乳に大量に含まれまる「乳酸カルシウム」を、日本人は使いこなせず血液を汚します。)


それよりも、発酵食品を適度に食べて「消費を抑える」ほうが、カンタンですし現実的です。

結論は前回とまったく同じになりますが、
「日本」という国から考えてみてもやはり、
日本人に「大量摂取・大量消費」は不適です。

日本人は「少摂取・少消費」の民族です
過食をしなくていいように、生活習慣を見直していくのが最良の策となります。



おわりに

うーん、また説教染みた終わり方になっちゃった……w。

まあこういう内容だと、どうしても、ねぇ。


世界中のいろんな文化が入り乱れる現代で、
カンペキに日本古来の食生活に戻すのが難しいのは分かっておりますw。
実際、私もムリです。

外国食、美味しいですしーw。


まずは知り、
できるところから、できることを知り、
その中から、やってみたいことから、やってみる。

私はこれだけでも、
だいぶ楽になりました。


何かひとつでも

「あ゙っ!!?」(反論でも可w)

と思っていただけたのなら、幸いです!


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。

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