シェア
短歌 Too Close To Touch 愛されているから苦言を言うのだとわかっていても止まない惨…
短歌 願いの代償 柔い手が永遠の平穏祈り行くこれで最後、と破滅の願い この歌の他…
短歌 革命の稚児 夏草に寒風一陣駆け抜けて革命の稚児永久に目覚めぬ 針ほどの姫と…
短歌 天涯孤独 同じ人 だからできるさ何だって 大概にしろ、どこが同じだ 誠実な…
短歌 愛情はいらない 陶器練る指の先まではしる罅見てたらわたしの指まで割れた 忠…
短歌 失望という連れ子 心からの言葉が零れるそのたびに寂寥《せきりょう》に貫かれて…
短歌 不眠の症 天蓋を開けておくれという本にもう開いてると無視するビル街 もう無理だ、星の果てまで連れてって環状の線廻る車両よ 欲しかっただれも知らないファンタジー 現実の塵に埋もれてゆく そこらじゅう押し付けの思想ばかりで武器を取らなきゃ死んぢまうよ 幻想郷、夢見た恐怖は波の向こう幻の島さざなみの向こう 『東方深秘録』に登場する女子高生『宇佐見菫子』を基にした短歌
短歌 夏に生まれた雲 焦熱の青天翳らす雷雲の流す血雨に敬虔を誓う みなそこに沈ん…
短歌 Drown 枝垂れてる濡れ髪ひとつ張り付いて救いの希求が船底を引く 流される失…
短歌 野薔薇のフィロソフィー ここじゃなきゃ生きられないと呟いた憐憫の瞳は記憶の彼…
燻りが業火へと成るその理由にいかなる生者も迫れはしない 孤独の死、事故死、情死に、脳…
才能を妬む已で諳んじる 頑張ってない人なんかいない 金、生活、寿命を削り…
成すことは多大な罰を齎して残った総てを呪う始末で 要するにきみは他殺も自死もなくただ成り…
空を飛ぶために放棄が必要だ他人に理由を求めることの すごいねと言われたいのはみずからの選ぶ呪文がおそろしいから やめてくれ言葉で背中を押すのは 押しているのは、私の弱さか 一日中頑張る自分でいたいのに魔が差しているいつも、いつでも 空を飛ぶおまえはどうして素面なの 黙る背にだけ回答はある ※東方Projectに登場する魔法使い 霧雨魔理沙 をモチーフとした短歌
