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書くことを楽しむためのマガジン

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書くことを楽しく続けるためのヒントを集めたマガジン。 書くことに疲れたらここでひとやすみ。
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#文章力

言葉を「知っている」と「伝わる」の間の高い壁の乗り越え方

知っている「言葉」は多いのに、 いざ文章を書こうとすると うまく表現できない。 なぜなら… 「言葉」は使いこなせないと 意味がないから。 「言葉を覚える」だけじゃダメな理由好きな作家の本を読んで 新しい「言葉」や ステキな「表現」に出会うと うれしくなる。 でも… 実際に使ってみようと思うと、 「言葉」がうまく出てこない。 なぜだろう? 実際、仕事では こんなエピソードも。 それは、単に 「知っている」だけで 「使いこなせていない」から。 「使いこなす」ってど

文章は「ヘタ」なほうがいい

生まれもって、文章がうまい人は別にして 「うまく書けない」 悩んでる人は多いと思う。 ぼくも出版社に入ったばかりの 若手の頃は 先輩の文章力に圧倒されるばかりで 思うように表現できないのが、 大きなコンプレックスでした。 noteで文章を書いてるあなたなら 「もっとうまくなりたい」 そんな気持ちになったことが 一度や二度… あるかもしれません。 ある日、先輩に言われた 手厳しい一言で 気づいたんです。 小手先のテクニックに ばかり頼ろうとした 自分が恥ずかしくなりま

なぜあなたの文章は読まれないのか

「9人」。 これ、私が初めて書いたnoteの閲覧数。 掲載してからもう3日も経ってんだよ? 3日も経ってこれ? というかこの9人の閲覧数って、絶対に私の閲覧数も入ってるでしょ。だとしたらもう読んでくれた人って実質3人とかなのでは。 あまりに辛くてもうそのnoteのアカウントは更新してないんだけど、私この時、本気で考えた。 「なんで私のnoteは読まれないのか?」 9人という数字があまりにショックでちょっと本気出して考えた。 水曜日の夜。 仕事終わってお風呂入って

格好つけた文章より「素直な文章」が心に”グッ”と来る

ついつい… カッコつけたくなるのが 人間ってもの。 しばじゅんだって 「あの人、カッコイイ」 って思われたい。 だけど文章書く時は、 気を付けて。 難しい言葉や 堅苦しい表現が続くと 読者は引いちゃう。 例えば、 「本日は貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。本noteでは『効果的なコミュニケーションライティング戦略』について詳細に解説させていただきます」 うわっ。固すぎ! こう書くと、どう? 「いつも読んでくれてありがとう!『伝わる文章の書き方』につ

【なるべく意識を低く保て】 書けないと悩む人のための、原稿の書き方 : 〜雑誌原稿を実例に〜

この記事は、執筆業を15年(専業5年/副業10年)ほど続けている人間が、どのように原稿を書いているかを解説する、執筆メイキング記事です。 私が2年、寄稿していた『本の雑誌』新刊レビュー原稿を例として、初稿から完成稿までどのようにバージョンを重ねているか、説明します。 ◆【前置き】この記事を書いた背景◇想定読者 想定読者は、「原稿をなかなか書き出せない人」「原稿を書くのに時間がかかる人」「原稿を思うように書けずに苦悶している人」です。 ◇きっかけ もともと本稿は、執筆

【第一回】 文章力をあげる魔法 「コメント」

「行動は人生を変える」 おはようございます。ゼロです。 今回は、文章力×コメント コメントすると文章力があがる。 そんな話 一度は聞いたことありませんか? いま、そう思いましたね。 けど、コメントで文章力があがるなら やってみたいと思いませんか? 文章力をあげたいあなたへ 私の体験を元に感じこと。 そんな話を書こうと思います。 それでは、いってみよう!! 文章力を鍛える。 第1回「コメント」 これまで、コメントしたらいいよ。 コメントで文章力はのびる。 そん

「読んだだけ」で終わらせない!文章が磨かれる読書術

今日は、読書についてのお話です。 というのも、私は「文章の書き方」を学ぶ近道は、読書を楽しむことだと思っているからです!(ドオン) ビジネス書からは論理構造が、小説からは多彩な表現を学ぶことができます。 あと、「書くことがねぇ」というネタ切れマンが1番書きやすいのは「感想文」だと思っているので、文章を書く練習のためにも読書は必要と言えるでしょう。 というわけで、今回は、私がいつもやっている読書術をお伝えします。 1. 「売る前提」で本を読まない「いつかこの本は売るの

ひらがなで書くべき漢字を全て紹介します

漢字で書ける言葉をあえてひらがなで表記することを「ひらく」と言います。一般的に読みやすい文章のバランスは漢字:3 ひらがな:7と言われています。 ついつい調子にのって文章を書くたび変換ばかりしていると、このバランスが崩壊してしまい、大変読みにくい文章になってしまいます。 ですから3:7のバランスをつくるためにも「ひらく」は積極的におこなうべきなんです。 しかしこういうと、ある1つの疑問が残ります。 「ひらくことが重要なのはわかったけど、じゃあどんな漢字をひらけばいいの

要点を見極める(国語と手帳のお話)

今回は夏休みが始まるということで前半は中学生・高校生にも役に立つ国語の成績を伸ばす方法、後半はその国語の話を取り入れながら大人にも役に立つようなお話を書いてみたいと思います。 * 私は塾講師時代、自分で言うのもなんですが生徒さんの国語の成績を伸ばすのが得意でした。 中学生対象・高校受験のための塾だったので中学の国語が主です。 でも卒業した高校3年生の子たちが推薦やAO入試で作文や小論文の書き方を教えてほしいとも来ていました。 小論文は国語力・文章力が必要なのはもちろん