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言葉を「知っている」と「伝わる」の間の高い壁の乗り越え方

知っている「言葉」は多いのに、
いざ文章を書こうとすると
うまく表現できない。

なぜなら…

「言葉」は使いこなせないと
意味がないから。

「言葉を覚える」だけじゃダメな理由

好きな作家の本を読んで
新しい「言葉」
ステキな「表現」に出会うと
うれしくなる。

でも…
実際に使ってみようと思うと、
「言葉」がうまく出てこない。

なぜだろう?

実際、仕事では
こんなエピソードも。

それは、単に
「知っている」だけで
「使いこなせていない」から。


「使いこなす」ってどういうこと?

「言葉」の誤用は命取り

例えば、会議でのこんな発言…

誤用の例
「議論が煮詰まって、結論が出ない」

「煮詰まる」って
「議論が進み、結論に近づいている状態」のこと。

だから「結論がでない」はおかしい。

だから、この場合は
「行き詰まる」が適切。

正しい例
 
「議論が行き詰まって、結論が出ない」

言葉は正しく使ってこそ、
相手に届く。

ちょっとした誤用で、
せっかくの想いが
台無しになってしまう。

理解していない言葉は使わない

例えば、「パラダイムシフト」という言葉…

誤用の例
「プロジェクトはパラダイムシフトを起こした」

「パラダイムシフト」とは
「根本的な価値観や枠組みの転換」を指すけど、
具体的な説明とともに使わないと
曖昧な印象を与えてしまう。

この場合は、
パラダイムシフトという言葉でごまかさず
別の言葉でしっかりと説明すべき。

正しい例
 
「プロジェクトに従来の方法を変える新しいアプローチを導入した」

理解していない言葉を使うと、
文章全体の説得力
失われてしまう。

思考停止ワードとの戦い

「とても良かった」
「すごく美味しかった」
「めっちゃ楽しかった」

これって、完全に思考停止。

なぜ良かったのか?
どんな風に美味しかったのか?
どんな部分が楽しかったのか?

もっと具体的に。
もっと深く考えて
書く必要がある。

言葉を活かすための3つのコツ

1. 正しい使い方を確認

ネットや辞書で意味を
調べるだけじゃなく、
用例も必ずチェック。

例えば「憂鬱」。

「憂鬱な気分」とは言えても
「憂鬱な料理」とは言えない。

「憂鬱な料理」って
ちょっと気になるけどね(笑)

2. 理解度をチェック

その言葉、
誰かに説明できますか?

説明できない言葉は、
まだ自分のものになっていない証拠。

3. 具体的に表現する

「素晴らしい景色」より
「朝日に輝く海が目の前に広がる」

抽象的な表現は避けて、
五感で感じたことを
そのまま言葉に。

まとめ

たくさんの言葉を知ることは大切。

でも、それは始まりに過ぎない。

正しく理解して、
適切に使って、
深く考えて表現する。

そうして初めて、
「言葉」は生きた力になる。

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