【読書感想】入浴の質が睡眠を決める/小林 麻利子
「入浴の質が睡眠を決める」こちらの本、読みました。
睡眠関連の本は今回で11冊目です。
これまでの睡眠関連の記事は以下マガジンにまとめています。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
こんな感じの本です。
それにしても、「入浴×睡眠」という絞られたテーマだけで1冊の本になるのはすごいなーと思いました。
ただ、テーマが絞られている分、1つ1つの内容を深掘りしている印象でした。納得感も強かったです。
著者情報
本書の著者である「小林 麻利子」でネット検索したところ、いくつかヒットしました。
リンクしておきます。
いくつか引用と感想
ぐっすり眠るには40度のお湯に15分の入浴がポイント!
睡眠本でお馴染みの「入浴による深部体温の上げ下げ」です。
今回は本のタイトル的にも、きっと登場するだろうなと思っていました。
「入浴による深部体温の上げ下げ」に関する引用は1つの記事にまとめています。こちらの記事も良ければぜひ。
「40度のお湯に15分」というのは、これまでの引用と似ています。
ただ、今回の引用では「39度以下」や「シャワー浴」は推奨していないようです。
そして「42度以上」も交感神経が刺激されるため好ましくないとのこと。
意外とルールが厳しめに感じますね。
私の場合、最近は「39度のお湯に15分」でした。
深部体温は上がるかもしれませんが、効果を最大化できていなかったのかもしれません。
知っているようで知らなかった質のよい眠りとは?
私はスマートウォッチで睡眠データを記録しています。
今回の引用で表現すると「腕時計式の睡眠計」に該当するかなと思います。
精度が高いかどうかは分かりませんが、その睡眠データを割と信頼しています。
なぜなら、「寝た時間」と「起きた時間」をけっこう正確に感知してくれるからです。
「寝た時間」を具体的に言うと、ベッドに入った時間ではなく、実際に眠りに入った時間です。
眠りに入った時間を分単位で自覚しているわけではないですが、けっこう正確にスマートウォッチが感知してくれている印象です。
ということで、スマートウォッチの睡眠データを割と信頼しています。
ただ、他の指標もあった方が良いなということで今回の引用です。
スマートウォッチの睡眠データを妄信するのも良くないだろうなと思い、今回の引用を参考にしようかなと。
ちなみに主観でチェックしてみると、
①寝つきがスムーズ
⇒ 割とスムーズです。最近は寝つけない日はあまりないです。
②途中で何度も目覚めない
⇒ 途中で目覚めることはあまりないです。
③翌日に熟睡感がある
⇒ あまり熟睡感はないです。スムーズに起きられることは少なめです。
といった感じです。
また、起きてしまえば午前中に眠気はこないです。
これらをまとめると、どうなんでしょう…割と睡眠の質は高めかなと思います。
結局、私たちは何時間眠ればいい?理想の睡眠時間とは?
ちょっと見出しの内容からは逸れますが、睡眠時間が「冬は長めに、夏は短めになる」というのが意外だったので引用してみました。
今までの睡眠本ではなかった観点な気がします(見逃しただけかもしれませんが)。
先ほども触れたように、スマートウォッチで睡眠データを記録しています。そのデータの中から睡眠時間を確認したところ、
2023年12月~2024年2月の平均が7時間00分(420分)
2024年6月~2024年8月の平均が6時間39分(399分)
でした。
ドコモのデータと同じ傾向で、夏の方が若干睡眠時間が短めでした。
夏の時期の睡眠時間が20分ほど短かったです。
「冬は長めに、夏は短めになる」に意外さを感じましたが、自分の睡眠データも同じ傾向でした。
それにしても、ドコモのデータは根本的に睡眠時間が短めですね…。
※夏:5時間50分、冬:6時間15分
私はそれと比べると、割としっかり睡眠時間が取れているようです。
なお、引用に書かれているドコモの調査データをネットで探してみました。
同じような内容が書かれていた記事が見つかったため、リンクしておきます。
長湯はリスクしかない
長く浸かれば浸かるほど良いというわけではなく、15分あたりが効果の最大ラインのようです。
そして、15分以降はあまり効果が期待できないようです。
また、長湯は肌に負担がかかるようです。
長湯にメリットがないなら、15分でスパッと終わらせるのが良さそうですね。
長く浸かるための工夫(保湿剤の入った入浴剤、キャリアオイルを全身に塗布)もあるようですが、意外と面倒そうだな…と感じました。
私は長く浸かるつもりはないので、15分でスパッと終わらせようと思います。
1つ気を付けたいのは、浴槽にタブレットを持ち込んで電子書籍を読んだりするため、キリの良いところまで読もうとして少し時間が長引いてしまうことです。
そうならないように15分でキッチリ終わらせるように気を付けようと思います。
入浴中に汗をかいてもデトックスはしない
1つ前の引用に繋がるような内容です。
お風呂に入って汗をかくと、体重が減る気がしていました。
そんな気がするので、もっと汗をかきたい気持ちになります。
汗をかきたい気持ちから、お風呂の温度を高くしていた時もありました。
ただ、「高すぎると交感神経優位になって身体が興奮して眠りにくくなる」というのを別の睡眠本で知ってからはやらなくなりました(以下の引用リンク)。
【読書感想】眠る投資 ハーバードが教える世界最高の睡眠法 - 夜にしたい睡眠の投資
ちなみに、「入浴 デトックス」で検索するとたくさんヒットします。
一方で、「入浴 デトックス 嘘」で検索してもたくさんヒットします。
どっちが正しいか判断できない…ということで、両方の意見の記事をリンクすることにします。
入浴にデトックス効果あり
入浴にデトックス効果なし
私としては、「入浴にデトックス効果なし」寄りの考えです。
今回の引用の影響もありそうですが。
おわりに
ということで「入浴の質が睡眠を決める」に関してアレコレ書いてみました。
今回の記事で引用したのは、
ぐっすり眠るには40度のお湯に15分の入浴がポイント!
知っているようで知らなかった質のよい眠りとは?
結局、私たちは何時間眠ればいい?理想の睡眠時間とは?
長湯はリスクしかない
入浴中に汗をかいてもデトックスはしない
の5つでした。
本書は、睡眠本で度々登場する「入浴による深部体温の上げ下げ」を深掘りしたような内容で、興味深く読めました。
こうなってくると、「昼寝」を深掘りした本があれば読みたいところ。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
「睡眠」関連の読書感想をマガジンにまとめています。
こちらも良ければぜひ。