休職2年生のわたしが、休職後はじめて上司と面談した
こんにちは、Mevveです。
台風が行ったり来たりして頭痛がやみません。
今日は起き上がれず、リワークを欠席してしまいました。
スタッフさんがせっかく面談の時間をつくってくれたのになあ……
噂をすればなんとやら
先日「休職2年生のわたしと、会社との距離感のはなし」
という記事を書きました。
会社からぜんぜん連絡がこない系休職者としての実情などをお話ししました。
そうしたらですね、1週間とちょっとしたら、連絡がきたんです。
蕎麦屋の出前みたいなタイミングですね。こちらからオーダーはしていませんが。
直属の上司と、次長の2人から同時に連絡がきました。正直タッグを組むのはやめてほしかったです。2回ずつ連絡するのめんどくさい。
直属の上司は何度か電話面談をしていた方ですが、次長とは休職前からさほど接点がなく、かなりご無沙汰です。
会って話したいとのことで、某コーヒーチェーンで面談してきました。直属の上司はおらず、次長とタイマンです。
ケーキでも食べながら待っていようなどと
前日まで考えていましたが、そんな余裕はありませんでした。
当日の朝からスナック菓子しか食べられなくなるという弱メンタルです。
幸いこの上司はとても気さくな方で、飄々としていながら実に合理的にものを考えるタイプの人。
面談自体はぜんぜん緊張しませんでした。
話題はおもに2つ。
① リワークとは? どんなところで、どんなことをしているの?
② 復職ってできそう?
①について。
自社におけるメンタル疾患による休職者で、心療内科の治療を経て復職した人はいても、リワークを経てそれを果たした前例がないのでしょう。
ほんとうにうちの会社の人は皆「リワーク」がわかりません。
この問題にはもう嘆き飽きたので、淡々とありのままの取り組み内容をお話ししました。上司はとても熱心に聞いてくださいました。
②について。
想定していた質問でした。しかし、その背景がすこし想定外でした。
ざっくりいうと、人員不足や残業時間の問題がレッドゾーンで、派遣スタッフ(コロナ禍でリストラ)を再び雇え、と上から言われている。
派遣会社も以前より人が減り、仮に雇用したらある程度の期間は離せない。その選択をする前に経験者のわたしに声をかけ、意思確認をしたい。
休職後、後任が決まったのを知っていたので、もう自分に戻れるポジションはないものと思っていました。なので、切るための意思確認ではなかったことが意外だったのです。
そんなの会社の都合じゃん
パートナーにこの話をしたところ、反応はこのとおりバッサリでした(笑)
確かにそうです。はいよろこんで!と復職すれば、会社は派遣スタッフを探す手間も費用負担もありません。OJTにかける労力も、経験者の復職となれば最小限に収まるでしょう。
でも、裏を返せば復職者側にも似たようなことが言えます。
再就職となれば、当然一からのやり直しです。
企業選び、書類選考を勝ち抜き、面接を突破し、雇用されてようやく再スタートです。
わたしはクローズ就労を選ぶつもりですが、2年近くブランクがあれば採用側もある程度は察しがつき、それは再就職をより困難なものにするでしょう。
さらに、復職なら、上司・人事など要所要所ではオープン就労と同等、関係が浅いところではクローズ就労が叶います。察する人は察するでしょうけど。
職場環境はわたしの希望を優先し、時短勤務も契約内容を変えるなどの工夫をして、なるべく負荷の少ない状態で復帰できるよう掛け合う、と上司はおっしゃっていました。
すべてが希望通りに行くことはないでしょうけれど、こういった配慮があるとないでは再休職のリスクが大きく変わります。
パートナーの感想に口では賛同しつつ、頭の中ではそういう打算的なことを考えてしまうのです。自分でも狡いなあと思います。
贅沢な悩みなんだろうか
これを書いているいま、答えは出せていません。
まだ数日前の出来事だし、展開が急すぎるからです。
でも、誰も正解は持っていないし、選んでも選ばなくても責任は自分のものです。
ターニングポイントは予期せずやってくるときもありますが、選択は自分でしないといけません。
忘れないでおきたいのは、全部のプロセスを自分ひとりで背負い込まなくていいということです。
復職の可否は主治医の先生にも判断を仰ぎ、疾病コントロールは服薬の力にも頼る。
リワークのスタッフさんに相談し、同じ休職者のみなさんの意見を聞く。
いろいろな人や物から力を貸してもらいながら、納得感と自信をもって進む道を選択できたらいいなと思っています。
タイトル画像はみんなのフォトギャラリーより。
すてきなイラストをありがとうございます。