【スぺーシャル・シークエンス・シナスタジア】どういうモノなの?
久しぶりに共感覚の記事を載せます。
今日ご紹介するのは、『Spatial Sequence Synesthesia』です。
共感覚のお話をするのは好きなのですが、どうしても周りから
『頭のオカシイ馬鹿』呼ばわりされた事実もセットになりますので、
『複雑性PTSD』のトラウマなお話も、どうしても混じってしまいますので、
楽しく記事を書けるかどうかは別ですが…。
『共感覚』についてご存知ない場合は、わたしのNote内にあるマガジンを
覗いてみて下されば、そちらに記事がいくつかあります:
https://note.com/mericanadesico/m/mbe0ad26e1fa6
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■スぺ―シャル・シークエンス・シナスタジアとは?
スぺーシャル・シークエンス・シナスタジア(SSS)。
時々、『ヴィジオスぺーシャル・シナスタジア』とも呼ばれますが、
まあどちらにしても長いですよね。 記事内では以下、SSSと略します。
この共感覚にも、プロジェクター版と、アソシエイター版があります。
プロジェクターは『目で、実際に何かが見えている』人達で、
アソシエイターは『どこか体内や頭の中、身の回りに感じる』人達です。
ちなみにわたしは98%の強いアソシエイターで、2%プロジェクターです。
以前は100%アソシエイターでしたが、色々と脳の病気になってからは、
プロジェクターとしての能力も開花し始めました。 不思議です。
とにかく、SSSはどういうモノかとご説明しますと、
数字、文字、年月、日にち、時間などが『空間的』に
見えたり、感じ取れる共感覚のコトです。
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■SSSの例1:
実際に学校であった実話を書きます。
わたしの学校では、共感覚に関する授業を行う特別ゲスト集団が
やって来た事があるのですが、その時のお話です。
そのゲスト集団の中のオバちゃんが、わたしのような強いアソシエイターを
発見出来た事に大興奮で、色んな質問をされました。
オバちゃん:
『例えば、よ? 1980年と、1990年。 コレを聞いて、どういう風に思う?』
わたし:
『1980年の方が近くにありますね。 1990年は遠い。 ついでにキラキラ!』
オバちゃん:
『おおっ! 貴方はSSS持ちでもあるのね! 色々持っていて、スゴイわ!』
興味深くて大事なお話をしているのに、わたしの隣の席の、
普段から『クラスの悪ガキ』と評判で、共感覚にもまったく理解の無い
男の子が、まったく論外なイチャモンを付けて来ました。
男の子:
『メリカはバカじゃねえの?! ちゃんと頭を使って考えてみろよ!!
1990年の方が現代に近いんだから、1990年の方が遠いなんて事は無いだろ!
1980年の方が遠いじゃねえか! あと数字がキラキラとかオカシイだろ?!』
わたしとオバちゃん:
『………(そういう問題じゃねえよ…。)……。』
オバちゃん:
『あのね、君のは”共感覚”じゃないの。 ただのロジカルな常識。』
男の子:
『違いが解らねーよ!! オメ―ら、頭オカシイんじゃねえの?!』
…と、未知なる特別な能力を持たない者達からすれば、
大体はこういうリアクションになるのでしょう。
実際、クラスには何人かプロジェクターも居ましたが、
まったく理解を示さない『普通』の子達と、『普通』の先生からは、
わたしとプロジェクター達は『エイリアン』呼ばわりまでされました。
…わたし達・能力者からすれば、共感覚の方が『普通』なんだけどなぁ…。
でも、わたし達は、能力を持たない人達を、決してバカにはしません。
それなのに、その逆はいつも起きるのですよね……不思議です。
しかし、オバちゃんは大人なので、黙っちゃあ~いません。
反撃が始まります。
オバちゃん:
『じゃあ1980から”年”を取って、普通の数字として見ようよ。
3と比べてみましょう。 君なら、どっちが下にあると思う?』
男の子:
『簡単じゃん! 3は1980より小さいんだから、3が下で決まってるだろ?!
どやっ、オレにも共感覚があるだろ!』
オバちゃん:
『…ハァ~、話しにならんわ。 最後にメリカ、貴方の答えを聴かせて?』
わたし:
『3はピラミッドの上の方にあります。 かなり真ん前にあります。
1980は大分下で、手前の方に置いてあります。 ついでに暗いです。』
オバちゃん:
『わははっ! 良い答えね! コレぞ、ザ・共感覚だわよ!
なるほど、貴方はピラミッド状に空間が見えているのね?!』
当時のわたしには、ピラミッド状だとか、リング状だとか、
『空間にも形がある』という事が良く解っていなかったと思いますが、
すでに体がそう感じ取っていたのですね。
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■SSSの例2:
わたし達のメチャクチャ身近にある、普通の『時計』。
普通は、時間を正確に確認する為には、時計を見て確認しますよね?
しかし、SSS持ちなら、実際の時計を見なくても、常に自分の体の周りに、
リング状になって『自分だけの時計』が『目で見えている』人も居れば、
『体内や、身の周りに感じる』人も居るのです。
時間などが、体の周りをリング状に囲んでいる状態というのは、
大半のSSS持ちの人にある現象のようですが、わたしは違います。
リングは感じた事はありませんが、バロメーターのような物ならあります。
バロメーターなのか、ピラミッドなのか、説明し辛いのですが、
とにかく人によって違います。
また、『統合失調感情障害/統合失調症』などの脳の病気による幻視で、
部屋中に数字が見える事が、たまにありますが……奇数だけだったり、
偶数だけだったり、毎回違いますが、わたしはそれが共感覚と何かしら
関係している時もあると思います。 闘病エッセイ漫画にもしてあります。
リング状に時間や年月などが常に見えているって、スゴく便利ですね!
時計やカレンダーを買わなくても良い分、お金を少しセーブ出来ますし、
何よりHSPには気になりまくる、時計の『チクタクx2』の音も、
気にせずに済みますし、良い事だらけではありませんか?!
もし、無人島で遭難したとして、何も持っていなくっても、
『今日は12月13日。 時間は5:54PM。 遭難してから456日目。』
とか、そんな細かい情報まで一瞬で解るのですから、素晴らしいです!!
SSSは『記憶力』とも関係しているのですが…。
記事が長くなって来てしまったので、続きはまた次回にでも書きます。
SSSに関するお話は、まだまだあるのですよ!
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オマケ。
Noteの『みんなのフォトギャラリー』に、以下の写真を投稿しておきます。
『メリカナデシコ』、『共感覚』などで検索すれば、出て来ます。