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今日という一日の締めくくり

何を見るかでどんな一日だったのかが変わる

一日の終わりにどんな一日だったのかと振り返ることが少なくなっていました。「明日は、あれとこれをやらなければいけない」と、言ったことばかりを頭の中でぐるぐると考えているからでした。きっと忙しい毎日を過ごす中で、自分がやらないといけない事ばかりに目を向けてしまっていたからではないかと思います。

人生はあっという間だから、歩み続けることにこそ意味があるように感じるものです。ですが、それだけではどうにもこうにもならなくなってしまう時があるものです。だから、時々足を止めてみることも、休息することも大事なことだと思います。

でも、人生をより良くしたいと思うから、無理をしてでも駆け抜けようとしてしまうのです。

ちょうど年末が迫ってくるから、今年はどんな一年だったのかと考えることが出来たんです。一年のはじめりに、僕は一日一日を大切に過ごしたい。確かに、そう心に決めたことを思い出しました。そうすれば、自分がより成長することが出来るような気がしたからです。

そう決意して、はじめたことが一日を振り返ることでした。

ですが、それは思いの外、前途多難だったのです。一日を振り返ったところで、仕事ばかりで追いきまれた記憶しか残っていませんでした。それ以外は、特に面白いことが何もなかったというこという印象しかなかったのです。他にも、疲れたとか忙しかったと不満な感想しかありませんでした。

一日の振り返ってみたところで、そんなことしか思い浮かばないことに対して、僕はすぐに嫌になってしまいました。それでもやると決めた以上はと思い続けていたんです。ですが、ある日ふとした瞬間に思ってしまったのです。僕の人生はつまらない人生なんだって。

そこから、糸が切れてしまったかのように不平不満がどんどんと自分の中で大きくなっていくような感覚でした。それから、一日を振り返れば、あの人にあんなことを言われた。こんな嫌な思いをした。あんなことで腹が立った。あそこの店員さんがあり得ない対応だった。

こんな風に、一日の振り返りが、自分の不満の捌け口のようになってしまったのです。

その時の僕の人生は本当につまらないものになってしまったかのようでした。

同じように、つい先日もまた人からひどく嫌味を言われたんです。それで、凄く僕は落ち込んでいました。正直、半分泣きべそをかいていました。これだけ、毎日がんばっているのに、そんな仕打ちをされるのが理不尽でたまらなかったんです。

心がずんと落ちてしまって、萎れてしまった植物のようになっていました。いつもの僕ならば、その日は最悪の一日だったと振り返るのですが、その日はそうならなかったのです。心底落ち込んでいたからこそ見えた光景だったのかもしれません。気が付いたら、たくさんの人が心配してくれて、優しくしてくれていたのです。その優しさが心に染みるくらい嬉しかったのです。最悪の一日が、気が付けば感謝いっぱいの一日に変わっていました。

これは、僕の推測なのかもしれません。人は何を見ようとするかで、現実を大きく変えることが出来るものではないかということです。

事実として、僕らの生活は沢山の人の支えによって成り立っています。それを考えれば、沢山のことを僕らはしてもらっているのです。

思いや優しさをすでにたくさん受け取っているのです。ですが、自身が不平不満を感じて、不満に目を向けたまま一日を過ごすと、視界に飛び込んでくるのは、そうしたしてもらったことではなく、不平不満を感じさせる部分ばかりなんです。

聞いたところによると、人は負の感情に引っ張られやすいそうです。そうした部分もあって、自分の中の心の目線は不平不満の部分に向いてしまうものだと思うのです。

忙しい中で、自分の目線が何処を向いているなんて、考えたり意識し直すような暇はないかもしれません。一日が終わってみれば、自分の心の中に不平不満が充満して、視点が負の感情に向いてしまっているかもしれません。

そうした中で一日の終わりは、感謝の気持ちで締めくくることを決めていれば、心を取り戻すことが出来るのではないでしょうか。

そして、豊かであたたかな気持ちで次の日の朝を迎えることが出来るのではないでしょうか。

この記事を一年の終わりに届けたいと思いました。

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今年も、僕のつたない記事にお付き合い頂き本当にありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
それではまた来年もどうぞ宜しくお願い致します。

良いお年を。

メルシー

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