いつかは訪れる別れの為に
いつかは別れてしまう
「時間は有限である。」そう言われても、どうにもぴんと来ないまま、僕は日常を過ごしていました。毎日、有難いことに忙しくさせて頂いていることだし。毎日があっという間に駆け抜けていく。そんな僕でも、ふと一息ついた時に、あの人は元気ににているかなと思い浮かべる顔が幾人かはいるのでした。
でも、その訃報は。良きもしないタイミングでやってくるものです。尊敬する先輩が、突然、亡くなってしまったのです。
それを聞いた瞬間、僕は時が止まったように感じました。
思い出話ですが、その方は、忙しい中いつも気にかけてくれていたんです。時間を作ってくれては、よく会いに来てくれていた。もう随分も前なのに「また、飲みに行こう。」と、最期に言ってくれた言葉が、僕の中でよみがえってきました。
ところが、僕自身も環境が変わったりして、忙しくなっては、ないがしろにしていた訳ではないけれど、連絡することがなくなってしまっていました。
どうしてもっと、積極的に自分から連絡しなかったのだろうと、後悔が押し寄せては、寂しさと悲しみが残ってしまいました。
そんなことを思ったって、もう、会って話すことは出来ないのです。
その人から、もっと学べたのに。もっと、何かを返すことが出来たのに。そう思うと、たまらない気持ちになってしまうのでした。
いつかは訪れる別れのために
そうした後悔が教えてくれるものは、人間関係と言うものを考えた時に、別れることが前提であることを理解する必要があるのだということです。
極論を言えば、別れるために出会うといってもおかしくはないとのこと。だからこそ、大切に思えるのなら、後悔を残さずに、良い出会いだったと思いたい。そして、こうして出会った大切に思える人のことを、共に過ごした時間は間違いじゃなかったと納得したいのです。
そのために、努力し続けなければならないと感じました。そうしないと、別れなんて受け入れることは出来ないものだと分ったからです。ならば、今この瞬間、何が出来るのかを考えて行動することが大切ではないかと感じるのです。
後悔したからこそ、こうして今、目の前の出会いや築き上げている人間関係を大切に思えるのです。それらは、全て、もう手遅れなものでしょうか。これから、始めたって、間に合うものばかりだと思います。
確かに、人が変わるのは時間がかかるものではあります。
ですが、死ぬまで時間制限はありません。そう思うのは僕だけではないはずです。
時に、僕らの人生は出会いと別れを繰りかえすものです。確かに、出会いによってもたらすものは、喜びばかりではありません。困難に見舞われることもあるし、苦悩することもあります。ですが、そのたびに、人は成長することが出来るのです。
別れによってもたらすものは、悲しみばかりではありません。言い方をかえれば、その人から自立するとも言えます。それは、新しい自分への一歩なんです。
運命には逆らえないのでしょうか。未来は分からないからこそ、迷いが生まれるものなのでしょうか。人生は自分自身で選べるのです。それを自分自身に証明するべきなんです。未来は分からないからこそ、無限の可能性があるんだってことを。
人間関係で言えば、関わりを持つことは、悩みや問題が増えるものでしょうか。いや、そうじゃないはずです。関わりを持つことで、勇気をもらい、励まし合い、幸せを分かち合えるものです。
これらは、僕らが求めて努力しないかぎり、手にすることが出来ない幸せであると心に刻まれた気がしました。
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メルシー