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後悔の先にあるもの(その先で見えたこと)

先日、僕自身の抱えている後悔を告白させていただきました。

詳しくは、その記事を是非読んでみて下さい。

後悔し続けたからこそ、見えてきたものがあったのです。

後悔し続けた

僕にとって、大切なはずだった存在の家族を傷つけてしまったのでした。自分の未熟さや甘さが、原因だったのは、僕自身が一番理解することが出来ました。自分の意図としないことだったとはいえ、家族を傷つけてしまったのは事実なんです。そのことが、何よりも苦しかったのです。もう、自分を止めることが出来ませんでした。どんどんと自分を責めては追い込んでしまったのです。そのせいで、心から自分の価値や生きる意味をなくしてしまったのです。だから、何度となく、この世界を消えようとしてしまったのです。

きっと、それが家族にとっては耐えがたいものだったのかも知れません。

それから、ほどなく家族は、僕のもとを離れていきました。

僕自身は、自分が重度の鬱だと分かって、ようやく自分の状況を知ることになりました。そこで、僕は激しく後悔をしました。本当は自分でも気づいていたことなのに。それを自分の体裁を守るために認めなかっただけなのです。もっと、早く、自分がおかしくなっていたことを受け入れていたのなら、あそこまで家族を傷つけることはなかったのかもしれないと。

やっとの思いでした。自分が鬱という心の病気にかかってしまったことを本当の意味で受け入れることは。病気と向き合っているときは、まだよかったのかもしれません。色んなことを病気のせいにすることができたからです。その後の、社会に復帰した頃くらいから、後悔が激しく僕にのしかかってきたのでした。

いつも自分の頭の中で、ネガティブな思考が先行してしまうのです。自分なんか、幸せであっていいはずがないと、頭に余儀ってしまうのです。

色んなことに対して、自分に疑問を呈していました。ちょっとした楽しみも、楽しんでいいものなのかと迷いました。自分が笑顔でいるところを、きずつけてしまった家族がみたらどう思うだろうかと考えてしまいました。きっと、よく笑っていられるねと言うに違いない。そう思うと、笑顔であることは許されないと自分に言い聞かせてきました。

楽しむことも嬉しいことを喜ぶことも、あってはならない。夢を描いたり、新しいことにチャレンジすることも必要ない。ちょっとした贅沢もしてはならない。僕が負わせた傷がいつまでも残っている限り、僕は苦しまないといけないと、自分に言い聞かせて生きてきました。

ずっと、そうやって自分を責めて生きてきたんです。

僕自身が自分のことを、どうしようないネガティブな人間だと思う部分はここにあるのです。

ずっと、僕は後悔を抱え続けていました。

後悔の先に見えたもの

いつか、きちんと謝罪したい。そう思ってい続けていたんです。ようやく、そのチャンスが訪れたのです。家族と会う時になった時に、どれほどの酷い言葉を浴びせられるかもしれないと覚悟しました。思い詰めた気持ちで再会してみると、あんな辛い過去があったなんて忘れてしまっているかのように思わせてくれるほどでした。きっと、全てを許している訳でもなく、心の傷も完全に癒えた訳ではないと思うのです。ですが、とっくに前を向いて歩きだしていたのです。新しい家族を築いてもいて、今は幸せだというのでした。

僕はというと、そんな姿をみても、自分の罪は消えないと思いました。

でも、僕が傷つけた家族に何もすることは出来ないのです。

だったら、後悔し続けることに何の意味があるのでしょうか。仏教では、後悔することは認められていないそうです。そろそろ、後悔を手放す時だと思えるようになりました。

後悔の先には、何もなかったのです。ただただ、苦しみを増すだけのものだったのです。

本当に必要なのは、後悔することではなく、自分の過ちを気付き学ぶこと。その為の後悔だと言ってもいいのかもしれません。

僕が救われた言葉があります。

「過去は変えることは出来ません。でも、その意味は変えることが出来る」

確かに、過去に大切な存在を傷つけてしまった事実は変えることは出来ません。その罪は消えることはないのかもしれません。でも、そのことで、自分を責め続けて自分の命を疎かにしることこそ、過去の罪を放棄していることになるのではないでしょうか。むしろ、その罪をきちんと受け入れて、今の自分に活かすことが、罪を償うことになるのでしょうか。その方が、あの時の出来事を学びとして活かすことになるからです。それでもって、誰かの役に立つことができれば、こんな自分であっても、存在する意味が見い出せるのだと思えるのです。

僕が後悔し続けて分かったのは、後悔の先には何もありません。ただ、苦しみしかありません。ですが、後悔する必要はないとは、どうしても思えません。後悔することで痛みを感じることで気付きを得るものだと思うからです。ですが、その後悔を活かして、自分を活かすことに、大きな意味を感じるのでした。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
本日も皆さまがご機嫌で過ごせますように。
メルシー

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