コンビニドーナツっていつの間にか消えてたよね
一時期コンビニで中華まんみたいにドーナツが導入されていましたがいつの間にやら消えていますよね。
どうしたのでしょう。
今回はそんな話。
大体の事情は知っていましたが、こちらの動画を観てなるほど…と情報を補填したのでnoteにしてみることにしました。
結論から言うと、ぶっちゃけ売れなかったからです。
なぜ売れなかったのか。
どうやらそれは日本人の気質というか前提を間違えて戦略打っちゃったからみたいですね。
日本人は元々そこまでみんながみんな毎日のようにドーナツを食べません。
いえ食べはするんです。
でも毎週毎週食べる人は少数派です。
コンビニやマクドナルドではその前にコーヒー戦略を成功させています。
コンビニで気軽に100円で夏は氷入り容器、冬は普通にホットコーヒーをドリップされた高クオリティのものを飲むことができ人気となりました。
なので商品開発部は思ったんですね。
コーヒーとドーナツの組み合わせいけるんじゃね?
日本でのドーナツチェーン店はミスタードーナツとクリスピークリームくらい。
参入余地はあると考えても仕方ありませんし、成功していた可能性もなくはなかったのは分かります。
ですがドーナツチェーン店が増えなかったのはどうやら多くの日本人は普段から毎週のようにドーナツを食べるタイプではなかったからのようですね。
後付けですがこれも学びです。
以前オーストラリアに日本の有名コーヒーチェーン「スターバックス」が進出したけれどほとんど売れずにすぐ撤退したのは、より美味しいオーストラリア人向けのコーヒーがオーストラリアには溢れていたからでした。
スタバじゃなくて良くね?という感じだったようです。
お国柄というものです。
そして最初は物珍しいのでコンビニでドーナツを買ってはいたものの、すぐに売れ行きが低迷してあっという間に終了となりました。
自分も買ったことがあります。
美味しかったですが、次にコンビニに来た時もまた買うかというとしばらくは良いかなという感じでした。
元々惣菜パンのコーナーにドーナツはあったので、撤退後はそこに人気商品のみ名残りで若干残ったくらいですかね。一部のセブンとかで。
コンビニにドーナツが導入されたことにより元々売り上げがじわじわ落ちてきていたミスタードーナツもダメージを負いました。
最悪なパターンの1つとして、
コンビニドーナツ導入により近くのミスドが潰れる
→コンビニドーナツ撤退
→ミスド潰れたまま
→一度に色んなドーナツを買える店舗がなくなる
みたいなコンボが起きてしまった地域もあるとか。
ですがミスドはダメージを受けたといっても壊滅的とまでは行かず、今も持ちこたえて運営しています。
まだ日本に上陸して15年くらいのクリスピークリームですが、こちらは甘味が強いタイプのドーナツなので差別化が出来ています。
ミスドは日本人好みの昔からのドーナツを中心にしつつもドーナツ以外の新商品にも力を入れているし、クリスピークリームはとにかく甘いお菓子のようなドーナツを食べたい時に利用されます。
これらのチェーン店は残るべくして残っているんですね。
なくならないでほしいものです。
今回はコンビニドーナツの撤退についてのお話でした。
ではこんなところでノシ
メルカ