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調理が手早く美味しい料理を作る人が必ずやっていることは、包丁を研ぐこと!

切れる包丁は肩がこらず、調理作業がスムーズで疲れない。同じ食材でも、スパッと切れたトマトや玉ねぎ等は料理の美味しさにも影響します。
あなたも包丁を研ぐことで、家庭料理のストレスを減らせるかも知れません。

今日は、家庭用の包丁を研いでいきましょう。初めてでも気軽にできる方法をご紹介します。

用意するもの

・砥石:砥石には荒砥、中砥、仕上げ砥等の種類がありますが、最初は中砥だけ用意すれば大丈夫です
・砥石を水に浸す入れ物(バット)
・布巾:水分を吸収する古いタオル等

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包丁研ぎの手順

① 砥石は、バットの水に5分ほど浸し水を含ませておきます。

② 水で濡らしてかたく絞った布巾を、平らな台にひき、砥石をのせます。

③ ここから包丁を研ぎます。
包丁は、砥石に対して45度右斜めに構え姿勢を整えます。砥石の面に刃をのせ、包丁の背は砥石から15度くらい斜めに上げて研ぎ始めます。

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15度とは、高さ3mmくらいの高さに相当し、この角度をキープすると均等に研げます。包丁の先端と中央、さや付近の(アゴといいます)の3ケ所に分けて、各々往復15~20回ずつ研ぎます。回数は3ヶ所同じ方が均等に研げます。
砥石の水分が少なくなったら、水をかけながら行います。

④ 片側が研げたら裏に返し、同様に3か所往復15~20回ずつ研ぎます。
包丁に砥石の「研ぎかす」がねっとりと付着すれば研げています。
大根やにんじんなどの皮で切れ味を確かめると良いでしょう。

⑤ 包丁を水で洗い、乾燥した布巾でよく拭いてからしまいます。

研いだ後のかたずけ

砥石は十分に水洗いし、風通しの良い所で乾燥させます。2日くらいかけて十分に乾燥させることでカビの発生を防ぎ、長持ちします。

一口メモ  

★砥石は、滑り止めの台付きのものや包丁の刃を溝に入れて引くだけで研げる手軽なもの等があります。
さらには、砥石のミニサイズで包丁の刃に砥石を当てて研ぐ等いろいろな製品があります。お気に入りの一品を見つけてみてください。

★料理と調理の違いって何?
今回は、「料理」と「調理」の違いを意識してお伝えしました。
「料理」は、食材を調理加工して食べられるようにでき上がったもので、調理の工程を含みます。つまり調理より範囲が広く表現する時に私は使っています。
例えば「料理時間」は、食材の選択や調理して盛り付けるまでの時間に使い、「調理時間」は、食材を切ったり加熱調理したりしてでき上がるまでの時間に使います。
また、調理にのみ使う言葉としては「調理道具」ですね。料理のみに使う言葉としては「料理が出てきた」で、「調理が出てきた」とは言わないですよね。

今回は、基本的な包丁の研ぎ方をお伝えしました。
きっと手早くなり、料理の負担を軽減することができます。




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