朝5時半の早起きとゴールデンタイムと自分が「本当にしたいこと」
早起き本を大量に読んで自己啓発を図っている効果が出てきた。ここ数日は、目覚ましに頼らず、朝5時には目が覚める(ちなみにアラームは5時半)。かなりイイ感じである。
せっかく朝から動き始めているので、朝のルーティーンを練って練って、毎日、調整を加えつつ、一番気持ちよく動ける時間割を作成中だ。
朝活に励むにつれて、自分の中に予想外の思いが湧いてくるようになった。これだけ朝早く起きているのだから、時間をもっと有効に使いたい。このゴールデンタイムを、最も価値あることに使いたいという気持ちだ。そして、それは、「最も価値あること=自分が本当にしたいこと」とは何か?という問いにつながった。
朝活は自分の価値観を掘り下げるツール
「充実した朝活を送っていると、人生に関する様々なことが自分自身に問いかけられているような気分になります。・・・「何故、ここまでして自分は朝活を頑張っているのだろう」「自分は何を目指しているのだろう」ということです。朝活は、自分自身と向き合う機会であり、朝活を頑張ることによって、生きる意味を問いかけられるのです。」(P158)
人生を変える朝活! 青志社 (2009/6/1) 常見 陽平 (著)
常見さんの、この言葉の意味がよく分かる。早起きがきっかけになり、一番何がしたいのかという大事な問いを考えさせられている。
最初は、朝早く起きるようになって「読書の時間が増える」とか「仕事を前倒しで片づけられる」とか、時間の効率化という意味で喜んで朝時間を活用していた。でも、この時間は自分にとって一番大事な時間(邪魔は入らないし、脳はフル回転している)なので「何を行うかが超大事!」だと気づいてしまったのだ。
「本当は何がしたいのか」をあぶりだすワーク
そんな時、プロのコーチである三浦さんの本を読んでビビッと来た。ある習慣に取り組む時には、その習慣に取り組む理由を深堀して考えていくと良いという。「~~ができたら、さらに何をしたいのか」と3~4層深堀すると、自分が本当にしたいことにたどり着く。
例えば、早起き(朝5時半)の習慣をつけたいとする。そうしたら、次のように、深堀りしていく。
・早起き(朝5時半)を習慣化したいのは何のためか?
↓
・早起き(朝5時半)の習慣が達成できたら、さらに何をしたいか?
↓
・強いメンタル・心身を獲得してストレスなく働けるようになりたい。
↓
・強いメンタル・心身を獲得してストレスなく働けるようになったら、さらに何をしたいか?
↓
・〇〇の専門分野に精通して、〇〇〇の資格を得たい。
↓
・〇〇の専門分野に精通して、〇〇〇の資格を得たら、さらに何をしたいか?
↓
・・・以下、「さらに」という質問を繰り返して、自分が「本当にやりたいこと」にたどり着くまで深堀りする。
一人でノートを開きながら、このワークをやってみて「早起きを習慣化」したいというモチベーションの源にたどりついた。「さらに」で質問を繰り返すだけで、自分では思ってもみないところまで深堀りできた。ちょっと、ここでは恥ずかしくて公開は出来ないけれど。
何がしたいかを本当に分かっている人は、必ず、その習慣を獲得することができる。「早起き」が目的の人は挫折してしまうだろう。早く起きただけで、目的を達成してしまうんだから、あとは時間を無為に過ごしてしまう。それなら、布団の中でゆっくり寝ている幸せを味わっていたほうがよい。どうして、朝にこれほど早起きするかという理由が分かっていれば、何が何でも目的を達成しようとする。
「第二領域」に時間を投資する
そんなことを突き詰めて考えると、7つの習慣で言うところの「第二領域」に時間を投資するのがよいと結論が出た。
自分にとって「大事なこと、かつ、緊急ではないこと」に時間を投資するのだ。自分の成長のために、本当はしたいと思っているのに、日々の忙しさで流されてしまっていることに時間を投資すればするほど、心の中に湧き上がる達成感を得られる。それも、毎朝だ。これは至福だ。
朝の時間をどう使うかは、その人が「本当は何がしたいのか」をはっきり見させる「鏡」のような役割をするんだ。たぶん。
先日図書館で借りてきた本を読むと、それぞれ、朝の時間にしていることに、その人が大切にしている価値観が表れている。朝に友人や家族に手紙を書くという人もいたね。
*若干、内容が「ミセス」に偏っているので、ビジネスパーソン(経営者とかサラリーマンとか)の朝時間割を見てみたい。
まとめ
まだまだ、自分にとって理想的な朝の習慣は作れていない。
日誌を書いたり、体操をしたり、考えなくても体が動くレベルには達しているけど、、、「さあ、ゴールデンタイムだぞ!」という時間に何をするかは、まだ決めかねている。貴重な時間だと思えば思うほど「こんなことやっていていいのかな?」と思う気持ちが芽生える。
これは、自分の人生を考えるってことだ。たかが早起き、されど早起き。朝から人生について深く考えてしまうとは、思わなんだ。これもまた、早起きが三文(三億)の徳と言われる所以だろう。