行動を始めた時に陥る罠〜恋愛相談から考えたこと2〜
決断して行動した!
その瞬間に陥りやすい罠について、深い部分を述べています。
メンタリスト 彩 -sai-(@psychicsorcerer)です。
半月前に以下のような記事を書きました。
これは、恋愛相談の中で痛感させられたこととして、
「あなたが変わるためには、結局、行動から始めなければならない」
ということを述べたものだったのですが……
今回は、では行動した時にどういう心構えをするとよいかについてお話します。
さて、自分を変えるために行動したとします。
恋愛の例でいきましょう。
ある人が、
「恋愛しようにも、そもそも出会いがない……よし女の子と出会えるところに行くか!」
と思い立ち、出かけたとします。
すると、特に行動したては、モチベーションも高く、また、初めて行動した新鮮さから、小さくとも刺激的な結果が得られることが多いです。
それこそ、好みの女性がいた、好みの女性と話せた、その場に行くことが楽しかった、その場で面白い出来事があった等々が起きます。
何より、行動したこと自体の刺激に充実感をおぼえた、ということが多いです。
行動した一歩目は大概は「行動してよかったな〜」と思うことが多いわけです。
しかも、行動して一歩目は、望んだ結果までは出ないけど、
「これは2度、3度と出かければ、恋人ができるのも近いのでは……!」
と思わされるぐらいの刺激が得られることが大概です。
問題はその後です。
人は刺激に慣れます。
2度目、3度目と行動を繰り返していくと、最初の時に感じた刺激よりも少ない結果しか感じられないことも多くなり、それこそ、
「前はいい女の子がいたのに、今日は全然ダメじゃん」
「出かけたのに何もなかった……」
といった結果になっていくこともよくあります。
ここで、行動へのモチベーションが急に下がってしまいます。
特に1度目に期待を抱かされた分、その後に芳しくない結果が続くと、
「なんだ、結局ダメじゃん……あれは偶然だったんだ」
などと、行動をやめる方向に考えが向きやすくなります。
ここで、行動をやめてはいけません。
2度目、3度目と芳しくない結果が出ている時こそ、その行動に慣れる重要な過程だと理解することです。
多くの人が何かを達成できないのは、この部分で脱落するからなんです。
上の初めの行動の理屈を再度おさえてください。
初めての行動は、全てが新鮮に思えるため、行動してよかったと特に思わされやすいところなのだと、理解することです。
だから、初めての行動を終えた時は、
「この達成感は、初めだから特に感じることなんだ。初回特典のような達成感なんだ。次は、この新鮮さに慣れてしまう。でもそれは、新たな行動に自分が慣れているということ、成長していく証なんだ」
と自覚してみてください。
そして、2度目、3度目が実際に微妙な結果だったとしても、
「よし、順調に慣れ始めている。慣れた先に今度は、初回特典ではない、本当のよい結果が待っている。つまらない今こそ、変化が起きている時なんだ」
と言い聞かせてください。
行動は、あまりにも不適切なものでなければ、回数をこなせば、結果につながるチャンスが見えてきます。
何より、その行動に慣れて、本来の力を発揮しながら、さらに力を培うほどに、結果を掴みやすくなります。
一度チャンスを掴んで結果を出せば、そこからはさらに好転が始まるはずです。
つまり、行動は、1度目は新たな行動をとった達成感という刺激を十分感じ、2度目以降は慣れていく様を自覚してみて見守るようにして、続ける中で結果が出るチャンスを伺うわけです。
特に、恋愛に関する行動は、感覚を掴むまでは、うまくいかないと自己否定に走りやすいので、今回のことを意識してみてください。
あなたは行動の分だけ、必ず変化していますから!
この記事が、あなたの行動への意識を変えることを願って。
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