2021年の育児を振り返る
2021年ももうすぐ終わろうとしている。
今年を振り返ると本当に色々なことがあった。仕事上では今までほとんど興味がなかった新たな分野に力を入れたり、プライベートでは家を建てたりと、バタバタしてあまり落ち着かない年だった印象が強い。
その中で育児においても上手くいかないことも多々あり、学ばされることの多い1年だった。そんな私の2021年で、育児で一番感じたことを今年の最後のnoteとして締め括ってみたい。
〈時間に追われた結果…〉
3人目(次男)が生まれのは昨年の6月。我が家の子供が3人になって1年が経つ2021年。それまでは親2人子2人での生活であり、何かあればマンツーマンでのやりとりが容易だったのだが、子供3人になった途端に圧倒的にそういった個別でのやりとりが減ったのは言うまでもない。以前は育児書に書いてあるような対応(怒らない子育て、自己肯定感を高めるやりとりetc.)なども気にかけながら子供と向き合っていたが、そんな余裕がなくなってきたというのが正直な結果だ。私は職業柄、いろんなことを理論的に考える癖がついているようで、育児の場面でも発達に関わる理論や科学を重んじることが多いと思う。なので、個別のやりとりや普段の行動を分析しがちになり、考えすぎてしまうことがかなり多くなってしまう。
こういったことを考えてから子供に向き合うことが多かった。
しかし、子供が増え行動がどんどん多様化してくるとそんなことも考える間もなく事態は進行していく。『思考→行動』だったスタイルがどんどんできなくなってどうにも通用しなくなる感覚に陥ることがストレスになっていった。
育児や子供の発達において、ある程度望ましいカタチというものがあるのかもしれない。私自身、子供の頃は親から褒められたことなんてほとんど皆無であったし自尊心を傷つけられることも度々あったので現状で自己肯定感が異常に低い。働くまでは何をするにも長続きしないし自信もつかないといった子供時代だった。そんな子供時代だったからこそ、自分の子供にはもっと自信を持って生きてほしいと思う。だが、その想いが強すぎるから『思考→行動』モードが強く働きやすい。時間的、精神的余裕があれば良いのだが、その余裕がなくなると自分自身の行動が上手くいかなくなる。時にイライラが募って失敗してしまうことも多くなった。
〈思考することよりも先にすること〉
育児は『時間との戦い』といった面もある。どのように過ごすか、どんな会話・対話をするか、何を教え何を諦めるか、など限られた時間の中で様々なことを選択していかなければならない。そんな中で『思考→行動』モードで行動を選択していると圧倒的に時間が足りなくなる。そして、私のように疲弊し上手くいかないとストレスを溜め込んでしまうのだろう。
育児において親がストレスで壊れてしまってはどれだけ育児において学んでいても意味がない。そうならなようにするためにはどうすれば良いのか。それは『思考→行動』ではなく、『基準(譲れないもの)→行動』に変えていくことが必要だった。子供への対応や振る舞いにおいて考えてから行動を選択していると時間がいくらあっても足りなくなってしまう。しかし親自身の譲れない思いや価値観といった基準を明確にしておくと、どうするかといった選択に時間を要すことが少なくなる。自分の基準にそった行動なので、合ってるor間違っているといった思考にならないのでストレスも生じなくなる。
親自身が折れない価値観を持つためにはそれ相応の根拠や強い想いが必要になる。ただ単に「自分が大事にしていること」を口にするだけでなく「なぜそれが自分にとって重要なのか」を明確にすることが重要ではないだろうか。そして、それが重要である根拠を示すには親も勉強し続けて、物事に対する偏見(バイアス)を持たないようにする必要がある。
このように、2021年は自分の考え方や行動パターンを振り返る良い機会となった。「思考→行動」だけではなく「基準→行動」のパターンも作り上げていく必要があり、そのためには物事に対するバイアスにとらわれず学び続け、自分自身をアップデートしていく必要があると痛感した。
というところで今年最後のnoteを終えようと思う。
2021年は投稿頻度が少なくなってしまったが、2022年も長く続けられるようにしたいと思う。
2022年もよろしくお願いいたします。
ではまた!!
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