「dryad」発売。

「dryad」発売。

心の深くに浸透してゆく
新しい神話。

写真70枚
短篇22篇
144ページ
文庫サイズ。

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あなたがうまくいかないときも
疲れ果て嫉妬と悪意にとらわれ
わるいことだけを数え
気づけないときでも。

奥の奥の奥の奥底では
黄金色の音楽が続いている。

良いものは自立をうながす。

昨日ちがやさんと話した。
ロメールのマチスのポスターが
貼ってある映画あるじゃん、
あ、そのポスター持ってます、
おれも、持ってる。

以前はずっとこんな会話してた。
こんな貴重な関係をいつか失う
恐怖が湧き、自立しようと思い、
本をつくった。
いまはたまに会う。
本は作り続けている。

自分の風景を未だ知らない。

「dryad」表紙。

つくることは
自分の生の風景を新たにひろげ
同時に自分の根源を紐解く。

それは好きな作品に
触れるときも同じ。

どこまで行けるだろう。
どこまで帰れるだろう。

未だ知らなかった
自分の風景に出会う。

こころを森で遊ばせる本。予告。

「dryad」予告。

こころを森で遊ばせる本。

この日は
撮影の日というより
森の実や花で
椅子を飾ったり
光で影絵をつくったり
しおりさんといちにち
遊んだ日だった。

シリアスな事象にシリアスに対峙しすぎてはいけない。

本をつくっている。
神妙に、新しい世界と物語と時間を
つくっている。
新しいものをつくるのは
たのしい、というより
気が紛れる。
気を紛らわせるものがあることは
大切だ。
シリアスな事象に
シリアスに対峙しすぎてはいけない。
時にガゼボの下で
薔薇の風に吹かれなければいけない。

眠る前になでる本。光に透ける魔法付き。

#chigaya_morishita  にて
「眠る前になでる本。光に透ける魔法付き」完売にて、追加納品させていただきます。
ちがや森下でご購入いただいた方
ありがとうございます。
ちがやさんがきっかけでできた本。
光で遊ぶ本です。

名曲以外になにを。

「おまもりの森」のCDは
絞って69曲になった。
個人的には69曲全曲名曲。
このようなありえない
ありがたい機会に
名曲以外なにを用意できるだろう。
憧れの方と絵と音の交換日記を
していたなんて動揺する。
でも、ひんやりと崇高な
あの世界を思うと安心する。
そしてまたうたがつくりたくなる。

いちど 美しい本をつくってみたかった。 眠る前になでる本 光に透ける魔法付き

おまもりの森

女の子が森に入ってゆくと
森の奥で好きなうたを
つくっている男の子がいて
かたわらでオオカミやすずらんや
うさぎたちがそれを静かに聴いている。

森ではいろいろな物語と呪術とうたが
生まれている。

森は早春の霧の向こうに
すこしのあいだ、あらわれるらしい。

「おまもりの森」
2.19-27

Titleさまにて、詩集「果肉」完売。

Titleさまにて
詩集「果肉」完売とのこと。
追加納品させて
いただきます。

↑書いていて手が震えるほど
嬉しい。

手に入れてくださった方
ありがとうございます。
70編の情景の逃避行。
お楽しみくださいませ。

新作「おまもりの森」のCDについて。

ふじやしおりさんの作品は、初めて「暗闇の森、その先のちいさな町」という展示を見た時から、しんとした冷たさ、やすらかなおもたさが、わたしにとってはかけがえない。

一緒に、「すみれ詩集」「野うさぎ詩集」とつくらせていただき、「ドライアド」の撮影の時は、しおりさんがよく行く森でふたりで無心で、木の実や花を集めて飾ったりしていた。僭越だが、性別、年齢などあまり関係のない〝森のともだち〟のような気がする。

果肉と詩集。

果肉と詩集。

このタイトルにしたのは
血や肉や土につながるものに
したかったのと
果実の、外はかさかさでも中は
みずみずしいところが
好きだったから。

70編の集大成のような詩集に
さらっと2文字でタイトル付けるの
気持ちよかった。

いろいろなしあわせがある。