『笑っていれば いろんなラッキーがころがりこむの』
【そして、バトンは渡された】
感動でした。血のつながらない親子の絆を描いた作品なのですが、ちょっとどんでん返し作品的な作りにもなっています。原作は瀬尾まいこさんの小説です。
親の結婚と離婚、様々な事情で4回も名字が変わった永野芽郁演じる女の子、「優子」の成長物語です。一方で、石原さとみ演じる魔性の女と思われる「梨花」は夫をとっかえひっかえして自由奔放に生きています。そんな彼女ですが、最初の夫の連れてきた娘「みぃたん」をとても可愛がり、彼女なりに大切に育てていました。
しかし、ある日突然、梨花はみぃたんの前から姿を消してしまうのです。。。
ネタバレになるのであまり詳しい感想が書けないのですが、永野芽郁さんが可愛くて、石原さとみさんは美しく、田中圭さんが素敵お父さんでした。
最近は「多様性」という言葉をよく耳にしますが、こういう家族の形もあるのですね。最後はみぃたんが幸せそうで良かったです(*^_^*)
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【コーダ あいのうた】
この年のアカデミー賞作品賞ですね\(^o^)/私も作品賞はコーダだろうなぁと予想していました。それくらい感動作品でしたね。フランス映画『エール!』のリメイク作品です。
歌うことが大好きな女子高生ルビーは合唱部に所属しており、音大に進学を希望しています。
しかし、彼女は才能に溢れながらも進学が厳しい状況でした。彼女の一家は漁師だったのですが、ルビー以外は全員聾唖者でした。父、母、兄との4人家族ですが、耳が聞こえるにはルビーだけたっだのです。その為、彼女は漁でも日常生活でも手話で通訳としての役割を担っていたのです。
経済的にも環境的にも音大への進学が難しい状況、しかも自分の歌声は家族には聞こえません。悩んだ末に、進学を諦めようとするルビーだったのですが、家族が後押ししてくれます。
ルビーの歌唱シーンはたくさんあるのですが、イギリスで歌手活動もされている女優さんなので綺麗な歌声でした。やっぱりラストの、テストで歌うシーンが一番素敵でした。
また、こちらの作品は作品賞の他に、助演男優賞も受賞しています。受賞した父親役のトロイ・コッツァーはろう者の俳優です。劇中でも、豪快で優しい父親でしたね。
ルビーと母親が二人で話すシーンもお気に入りでした。
「病院であなたが生まれた時 耳が聴こえると分かり 私は 心が沈んだ 分かり合えない気がして」(省略してます)
と母親がルビーに言います。この作品で私が一番印象に残っているセリフです。
脚色賞も受賞しており、全部で3部門で受賞ている作品なのですが、、、この年のアカデミー賞は主演男優賞のウィル・スミスの話題一色でしたからね。。。(;'∀')
<一言メモ>
家族をテーマにしている作品はたくさんありますが、こちらの2作品は主人公がどちらも女子高生で卒業後の進路に迷っているというところが同じですね。「実家を出る」という子供の進路選択を通して家族の絆を描いており、感動ものです(*´ω`*)