『さよならは言わない また今度 一緒に話せる日が来ると信じてるから』
【君の誕生日】
2014年に韓国で起きた、セウォル号沈没事故の遺族の物語です。フィクションですが、監督がボランティアで実際の遺族と接し、企画された作品です。
2014年4月16日、韓国の大型旅客船、セウォル号が沈没します。ジョンイルとスンナム夫妻は、この事故で息子のスホを亡くします。母親であるスンナムは息子の死を受け入れられずにいました。夫婦は事故以来ぎくしゃくしています。そんな中、スホの誕生日が近づいてきました。スホにゆかりのある人達を集め、誕生会を開くことになります。スンナムは、始めは誕生会の開催を強く拒絶していましたが、ジョンイルの説得もあり参加します。会場にはスホを想う人々や同じ船に乗っていて、助かった学友達も集まりました。みんなスホのことを想って泣いたり笑ったりして、想い溢れる誕生会となるのでした。
ラストは救われる感じで終わるのですが、終始辛い作品でしたね。大切な人の死を迎えた人物を描いた作品はたくさんありますが、逆縁はホント辛いですね。
同じ親で、同じように辛くても、ジョンイルとスンナムでは息子の死の受け入れ方が、大きく異なっていました。自分が同じ立場ならどうなるのか
想像しました。おそらくスンナム寄りだろうなぁ、、、
当時、私もニュースでこの事故の映像が流れていたのを覚えてます。ニュースで騒ぎだした頃は、救助が難航してこんなにも死者が出る大惨事になるとは思いませんでしたね。。。
どうしようもなく辛くて悲しい出来事を、受け入れたり乗り越えたり、その方法は人それぞれだと思います。ですが、なるべくうつむいてる期間が短い方が、個人的には理想です。
ラストにスンナムが、悲しみを人と分かち合えるようになったので、鑑賞しているこちらも救われました(^_^)
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〈一言メモ〉
韓国映画、、、改めてレベル高いと実感!