『明日も今日みたいだといいな』

【スイッチ 人生最高の贈り物】

■韓国 /2023年
■監督: マ・デユン
■出演: クォン・サンウ、オ・ジョンセ、イ・ミンジョンほか

コメディかと思って油断してましたね。感動して思わず涙が(´ﾉω；`)よくある、本当の幸せとは？、というお話なんですが韓国映画でこの手の作品は初めてでしたね(^_^)

イケメン俳優パク・ガン(演:クォン・サンウ)は、トップスターで女性関係も派手でお金持ちでした。独身生活を謳歌しながら、スタッフやマネージャーたちに横柄な態度をとっていました。そんな彼のマネージャーは古くからの友人であるチョ・ユン(演:オ・ジョンセ)という男でした。
とあるクリスマスイブの夜、2人はお店でお酒を飲み、パク・ガンは帰りに1人でタクシーに乗ります。そして、いつの間にか眠ってしまうのですが、目が覚めると、パク・ガンとチョ・ユンの2人の人生は入れ替わっていたのです。

パク・ガンは、かつて別れてしまった最愛の恋人と結婚しており、売れない俳優でありながらも子供にも恵まれ幸せな日々を送ることになります。最初は貧乏な家族生活に戸惑いました。しかし、次第にお金では買えない幸せな生活を大切に想うようになり、元の世界に戻りたくないと感じるようになっていきます。

そんなパラレル世界での幸せな生活が1年経とうとしていたときです。彼は再び訪れたクリスマスイブの夜、元の世界でイヴの日に乗ったタクシーと同じものに乗ることになります。不思議なタクシーの運転手から、元の世界戻らなければいけない、この世界とのお別れが近いことを告げられるのでした。

なんだか、似たようなストーリーをどこかで観たような気が、、、と思い、むちゃくちゃ鑑賞記録を見返しました(笑)！やっと思い出しましたよ！ニコラス・ケイジ主演の「天使のくれた時間」です！
主人公の男性が、現実世界で成功してお金持ちで女性関係が派手なところ、また、「もしもの世界」ではかつての元カノと結婚して子供がいること、クリスマスの季節、等が類似してました！しかし、天使のくれた時間の方は終始考えさせられる作品だったのですが、スイッチはコメディ要素も強く、笑うシーンもたくさんありました(^ー^)
どちらの作品も、お金持ちで1人の生活よりも、貧乏でも家族のいる人生の方が幸せだよ！という結末でした。

もちろん何が幸せかは人それぞれなんですが、この手の作品でいつも想うことが2つあります。１つは魂が美しい人や、生き方に誇りを持っている人、そういう人たちの心はお金では買えないということです。お金はむちゃくちゃ大事なんですが、お金で買えないモノがあるっていうのは世の常ですよね～２つ目は、後悔していることがあれば、それを取り戻すためにできることをすぐにやろう、ということです。天使のくれた時間もスイッチも、主人公の男性が元の世界に戻ってからすぐさま、昔失った恋人(もしもの世界では奥さんだった女性)に会いに行き気持ちを伝えます。
両方ともコメディに分類されている作品なんですが、非常にメッセージ性の強い作品かと思います。

自分の人生に後悔なんて１つもない！
と言う人もいるかとは思うのですが、本心ではそんなことないと思っている人が多いので、こういう作品がたくさん作られるんじゃないかと思います。私たちはこの映画の主人公達のように、自分が選ばなかった人生を体験することばできないので、結局毎日を自分らしくベストを尽くして生きていくしかないんですよね(*･ω･)
明日も頑張りましょう＼(^-^)／

天使のくれた時間　の記事も書いてます！！！↓↓↓

〈一言メモ〉

人からおすすめされる韓国映画はホントにハズレが少ないです！打率90%くらいです(o^O^o)