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佐藤芽衣
2024年8月31日 17:01
9月を前に学校に行くことに憂鬱を覚えている学生諸君に告ぐ。驚くなかれ、君たちが学校に行きたくないように、会社に行きたくない大人もたくさんいる。死を考えるぐらい学校に行きたくないのであれば、死に場所を探すぐらい追い詰められているのであれば、学校になんか行かなくてもいい。相談できる親なら相談してみる。相談できない親なら、学校に欠席の連絡だけはして休んでしまえばいい。お金がないと、時間をつぶすのは大
2024年8月30日 20:44
キャリアアップしていきたい、と思っているが、キャリアアップって何だろう、とも思う。一人高度経済成長みたいなもので、上昇を前提とするのは、信仰に近い。マイナス成長なんて言葉もあるのだから、上昇できるとは限らない。キャリアアップするために新しいことを学ぶのは有意義だし、向上心も大事。修行僧のように学ぶのもよい。学ぶこと自体を楽しめているのなら、それが一番。職務経験を積み、経験値が増えれば、でき
2024年8月29日 21:25
職場の会話は、何かを決めるための議論や話し合いと、あいさつや世間話といった交感的なやりとりの二本軸で構成されている。議論だけでは味気ないし、交感的な会話だけだと物事は進まない。ただ、議論で相手の面子をつぶすようなきつめのやりとりをしたあと、交感的な会話でそれを補償するといったこともある。それはケアであり、究極的には相手の敵対感情をやわらげ離職を防ぐために行われているのだと思う。今の職場では
2024年8月24日 18:01
わたしには見る目があった。配偶者選びを間違わなかった自分を誇る人。今、自分に素敵な配偶者がいるのは婚活を頑張ったからで、当時の努力を怠らなかった自分は偉いと主張する人。SNSでよく見かける。正しい選択をしてきた自分はすごい。あのとき就活(転職)を頑張った自分は正しかった。計画的に資格を取得した自分に感謝。人生を振り返り、自分の行動は素晴らしかったと自画自賛する人も見かける。このような主張を
2024年8月21日 21:00
タイトルの通りなのだが、他人がダメ出しされている横で、素知らぬふりをして仕事をするのは結構きつい。他人の面子がつぶされる様子を見るのは、自分の面子が潰されるよりダメージが大きいという研究もあったと思う。もちろん、仕事だから、批判されたり、改善要求をされるのは仕方がないのだが、何も人前でやらなくてもいいのに、と思ってしまった。それを隠すことすらできないのは、間違いなく小さな職場であることの弊害だ
2024年8月9日 23:32
上司に指示をされ、資料や書類を作ることがある。言われた通りに作ったとしても、ダメ出し、「なんか、イメージしていたのと違う」みたいなことを言われることがある。そりゃ、あんたが言っていないからだよ、をぐっと飲みこむ。二十代の頃に働いていたブラック企業のワンマン社長はまさに朝令暮改で、朝の指示が夕方には取り消されることもあり、「作業していなくてよかった!」という謎のガッツポーズをする日もあった。